あかんたれブルース

継続はチカラかな

領有権の責任について

村山さん、弾はまだ残っとるがよ(9)


なんか日清戦争かんたんにすませまいたが
楽勝でした。
戦死者は千人ちょっと。しかし
病死は11,894人。10倍だよ(汗)
コレラ赤痢、風土病に脚気なんかでたくさん死んだ。

それぐら、外地は環境が悪いのだ。

感染した復員兵をそのまま日本国内にノーチェックで入れたら
大変なことになったでしょう。
ここで大検疫事業を成功させたのが、
児玉源太郎小日向文世)と後藤新平北村一輝)のコンビ。

二人はこの後、台湾統治でもタッグを組んで
ベストパートナーとなる。
おっともう一人杉山茂丸オダギリジョー)のトリオでした。

日清戦争で日本は台湾の他に遼東半島も獲る。
朝鮮半島の上に出っ張ってる右側のツノです。

講和条約の最中に杉山茂丸は日本全権の伊藤博文
遼東半島なんかに手をだしちゃダメと注意する。

第一の理由は日清戦争は義戦でなければならい。
だから、清国から一銭も一握りの土地もとっちゃダメ。

たださあ、それを国民が納得しないよねえ。

第二の理由は
遼東半島は治安が悪く、ここを治めるには非常に経費がかかる。
もし間違いが起きれば他国からの干渉を受けかねない。

たださあ、それを国民が納得しないよねえ。

交渉は決裂。
そして、杉山の予測どおり、というか間違いが起きる前に
三国干渉をやられて取り上げられ、ロシアを満州に呼び込んだ。
まったく・・・これが日露戦争の原因となる。

さて、台湾だ。こっちはなんとかゲットできました。
が、日本は植民地というものをどう運営していいのか
まったくわからない。経験がないのです。

原敬はフランス式の植民地経営を提唱しましたが、
後藤新平はリンゴはパイナップルにならんだろうと
独自の、つまり日本式の植民地経営を実行する。
こういうのは世界で例がない、はたしてこれを
植民地経営といえるのか?

だって、インフラ整備から医療、教育、法整備など
衛生面から治安維持まで、本土なみにしょうっていうんです。
産業育成もですよ。
それをゼロからやるから金がかかる。
それすべて日本国民の税金でやったわけです。

わたしは、領土とか領有権について考えてしまう。
台湾出兵で、清国は問題が生じたとき「知らない」と
無責任を通した。わけです。

たとえば、クイズでアメリカ車が当たった。
ラッキー!
でもさ、クルマは車庫がいるし、保険の払わなきゃならない。
維持費がかかるわけだ。車検もあるだろう。
第一燃費が悪いからガソリンを食うし、環境にも優しくない。
こんなことならダイハツの軽でよかったのに・・・
いや、最初からクルマなんかいらなかった(汗)

欧米の植民地支配は
車庫も保険も車検もそんなの関係ない使い捨て
ガソリンもハイオクどころか揚げ物の使い捨て油です。
クルマが痛もうが関係ないんだ。

そこが欧米列強の在り方と日本との違い。
これは後の韓国に対しても同じです。

台湾人は植民地時代に対する日本への批判はそう強くないのに
なんで韓国はこう強くいうのか、わたしには理解できません。

日本語教育をしたから?
でも、それ以前、教育なんかまったくしていなかったでしょう。
どっちかの言語でやらないといけないのなら
金出しているほうの言葉でいいんじゃない?
なにがそんなに気に食わないの?