ほろ苦く熱い酒

♪（↓メロディー参照に）
http://www.youtube.com/watch?v=fnX1vD0TBJU&feature=related


　言わぬが花よ人生は　会うて別れる定めとか
　思い返して馬太郎　ひとりしみじみ酒を呑む
　時を過ごした真夜中に


武田鉄也は
♪人は悲しみが多いほど人には優しくできるのだから

と歌ったけれど、それはそうかもしれないが
それは
人それぞれだと思う。

その哀しみの傷口が大きく深いほどに
人の悲しみを受け入れられるものと
そうではなく
その傷口ばかりを気にしている人もいる。

そのことを責められない。

ただ、どっちが幸せかといえば
その傷を気にせずに、
他人の悲しみに気をとられている人のほうが
幸いでは、ないかな、と。

だからさ、そう悲しがるなよ。
お前の悲しみを癒せるのは、お前自身しかいないんだ。

恨んだりしても、拗ねてみても
なにもかわらない。
自分のことなんてほおってしまうがいい。
それしか手はないんだと思うよ。

また、そうあることが
お前の美しさを際立たせてくれる。
それを決して見逃さないものがこの世には必ずいる。

必ず観ている。そんなものです。

人生は邂逅にあり

その出会いと別れのなかで過ごす
この人生で誰と出会って、何回後悔できたのか
後悔しない人生を説くけれど
そんな絵に描いた餅を信奉して堅苦しい生き方を選ぶより
失敗したり挫折したり、後悔しながら
大切なものをみつけることが
大切なのではないかと思う。


ひとりしみじみ酒を呑みながら、そう思う。


今宵の酒は、大分焼酎二階堂
ロックで胸が焼けた。