あかんたれブルース

継続はチカラかな

言葉で殺して

大人の恋愛講座(2)


とんとんとボギーからハメットにいこうかなあ
と思いましたが
キャサリンとスペンサーの関係から
「不倫」をテーマに考察してみたいと思いました。

わたしの周囲でやたら不倫って言葉が出だしたのは
三十代前半だったから20年ぐらい前でしたかね。
ちょうどバブルが終わったか終わらないかの頃。

相談やらカミングアウトやらがやたらあった。

「馬太郎さん相談があるんです今夜いいですか」

なんていわれてスキップしていくと
不倫の告白、相談だ(怒)!
あほらしい。
なんかBCGワクチンとか判子注射みたいだ。

ひとつは不倫ってものにステータスがあった
ように感じられる。

女は哀しみのベラドンナ
対して男は好色一代男気取りだった。
勲章をジャラジャラさせて自慢してた。
おい、ちゃんと仕事しろよ。

石田純一は不倫は文化だといいましたが
文化は文化であってもそこには景気とトレンドが
下支えしてたと思う。

こういった不倫の歴史は古く
ギリシャ時代からいろいろあって
社会問題だったようです。
十字軍の遠征ではそれを危惧して
単身赴任の騎士たちは
貞操帯を妻に装着して出発したとか。

うんこするときはどうすんだろうと
悩んだのはわたしだけだったのでしょうか?
日本でも不義密通、間男なんてあったわけです。

でもね、不倫のルーツは夜這いなんだぞ。
戦前の地方の村社会で行われていた風習が
農業の衰退や都市集中型の経済構造になって
多くの人が大都市を目指す。

当然、都市部で夜這いなんかしたら
犯罪だ(汗)。

で、職場恋愛が花飾りの岸辺のアルバム
男は妻子もち。

ただこの頃は不倫とはいわなかった。

金曜の妻たちとかのテレビドラマの影響も
大きかったと思う。

♪もしもピアノがあ、弾けたあなら~

違うなあ・・・

♪もしも願いが叶うなら
 白い吐息をバラに変えて

恋におちて、Fall in loveだぜえ

長引く不況ですが、不倫はすっかり定着して
まさに文化となって浸透したわけだ。
この「不倫」という言葉がなかったら
ここまで不倫は市民権を獲られなかったと思う。
また、これが夜這いをルーツにするもので
文化は文化であっても
貴族のそれではなくて、お百姓さんの慣習だと知ったら
ちょと考えたかもしれません。
幸せの国ブータンにも夜這いはあるそうですから。

言葉ひとつ
イメージをちょっと変えただけで
ニュアンスが変わるものですよねえ。

しかし、「馬太郎」ってハンドルネーム・・・
失敗したなあ(汗)
まったくセクシャルじゃない。

壇蜜みたいに耳にしただけでゾクッツって
くるような名前にしておくべきだった。

残尿とか?

失禁、放屁、脱糞・・・ゾクッツとはくるけど

違うなあ