あかんたれブルース

継続はチカラかな

無頼とクチの肥えた女



NHK土曜ドラマの『夫婦善哉』を楽しみました。
織田作之助だよ君、無頼派だよ無頼派
太宰に安吾に織田作とくらあ

夫婦善哉』は森繁久彌淡島千景の共演で
日本映画の名作に数えられている。
といってわたしは観てない。
スチールで二人の相合傘の図がなんとも
味わいがあって観た観たいと思いつつ三十年

「ボクと共鳴せえへんか」

大阪一の芸妓になると決めた蝶子を
柳吉はこう口説いた。ひえええ今度使おう

「わてボンボンだめだんねん」

とはいうもの、
まんざらでもないアホな女とダメ男
この商家の道楽息子
どうやって蝶子を篭絡していったかというと

食い物!

自由軒の混ぜカレーから、うなぎ、ドテ焼き、タコ・・・
どっちかといえばツーのB級グルメだ。
これに蝶子はころっとやられた。

いやあ大阪の食道楽といいますが
大阪の人は口が肥えてる、それに貪欲だ。
東京なんてまるで太刀打ちできませんよ。

この『夫婦善哉』とんでもない大阪グルメ作品!
ダイエット中の人には絶対観せちゃなんねえ。
こら教育委員会にねじ込むなよ(汗)

わたしも共鳴したくなった。
道頓堀のたこ焼きとだるまの串カツ
かに道楽で焼きカニを立ち食いして
心斎橋の福寿司で大阪すしを堪能だ。

なに?梅田でもっと食べたいものがある?
大阪で生まれた女やさかい
おとろしいでっせぇ覚悟しいや(汗)

尾野真千子の関西弁がいいです。
次回も楽しみ