あかんたれブルース

継続はチカラかな

噴出した慢性発疹に騒然

豚カツと思うな思えばチキンカツ(5)


内部告発が連日のように続いています。
今度は日展だ。

篆刻審査で調査委発足へ=会派別割り振り疑惑―日展
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/art/?id=6095666

問題となったのは「書」ですが、
これは日本の美術界の常識というか、暗部恥部。
わたしみたいな門外漢でも知ってる。

というのも美大受験なんかで学科のほかに
実技(デッサン)があるのですが芸大には芸大の
武蔵美、多磨美、女子美にはそれぞれの
受験用の公式タッチがあって、
そういうのを習得しないと
合格できないというお約束が公然とある。
だから芸大に合格するような腕をもった学生でも
武蔵美のタッチじゃないと合格できない。
受験生は予備校で
志望校のお約束のデッサンのタッチを学ぶわけです。

こういうのを学校の特徴というのか
それとも権威というのか
アカデミズムというのか、掟、不文律、タブー
いろいろですが
まあ、派閥といえば派閥で村社会日本の実態ですね。
それが今回、露になった。

しかし、今年になってから
こういった日本社会の腫れ物が露出されていますねえ。
柔道連盟の不祥事からでしょうか?
内部告発の大攻勢です。

出版界でも秋田書店、ぴあとありました。
暴露しようと思えば、そりゃあいくらでも
こんなのは氷山の一角だ。

モラルハザードというのが、社会問題化しました。
これはあくまでも個人の話ですが、
個人は社会に影響されている。社会環境ですよね。
この個人は、大なり小なり組織のなかにある。
個人が集まって組織を、国家を作っている。

個人的なモラルハザードは企業倫理の劣化と
直結するといって過言ではない。
そこにはいつも「現実」という言い訳が用意されて
それを批判すれば、青臭いとか世間知らずと
嗤われてきたものです。

そういう時代が長く続き過ぎたのだ。

日本は敗戦でそれまでの価値観を反故にして
秩序を失って、再構築しなければならなかった。

1970年の学生運動の惨敗から
日本はすっかり保守化していった。
保守という言葉は、それはそれで大義名分も
あったと思われていましたが、
もうそれじゃ通用しない時代の到来なんでしょうね。
組織は誕生したときから老朽化していく
といわれます。

企業や団体など、組織は
戦々恐々としていることでしょう。
みんなスネに傷、冷蔵庫の奥の開かずのアレ
引き出しの奥のエロ本(古)
タンスの奥のヘソクリ、秘密のケータイ番号
などなど叩けば埃のハウスダストだ。

シックハック症候群!

でなければ、不貞腐れて開き直る
「なんでうちだけが。みーんなやってまんがな」
それが阪急阪神ホテルズの社長の態度に
あらわれてまんがな。
どこの世界に大きなエビを大正エビ
小さなエビを芝エビというという詭弁が
通用するのか?
しかもそれを日本語が得意じゃない
たまたまの中国人コックのせいにしやがった!

そういう言い訳が通用すると考えられている
社会なのだ。
一応先進国で法治国家なんですが、なにか?

「こんなことあってはならないのです!」

また、あんたか(汗)
ああた、誰よ?

こういう手合いはほおっておいて、
こういったことも
秘密を共有する運命共同体の「社員」を
大事にしてこなかったからだ。
なんの未練も義理の理解も同情もない。
因果応報だね。

やれ資本主義の原理だ、競争原理だ
企業努力だの建前論に対して
「偉そうなこと言ってんじゃないよズルっパゲ!」
と、怒りの告発が続きます。

続くぞ、インディゴたちの逆襲だ。


つぎは、どこかなあ・・・