ガダラの豚足（5）
昨日は朝8時前に家出て
9時に神楽坂
二件打ち合わせして
そこからタクシーで神保町に向かって
もう一件。
1時半に帰宅。あ～あ疲れた
コーヒーでもいれて
テレビ着けたら
ＢＳは『大いなる西部』かあ
だるい西部劇だなあ
この作品のペックは嫌いだし・・パス
リモコンで
テレビ東京のお昼のロードショーにまわすと
『コントロール』という聞きなれないタイトル
またなんかＢ級アクションものかな・・・
沈黙とか復讐劇とか
と、これがなんか面白い。
ぐいぐい引き込まれて
結局最後まで観ちゃッた（汗）
精神異常の凶悪犯が薬物で
死刑執行となった。
しかし目覚める。生きている。
なんとこの男、
とある製薬会社のモルモットとして
新薬の人体実験のために生かされたのだ。
この生ける凶器のような男が
アナグレスという向精神薬で
人間性を取り戻していくという
お話なのですが・・・
どうしようネタばらししてもいいのかな
ま、どうせ観ないだろうし
ネタバレしてもこの作品十分に面白いので、
ばらしますが（笑）
この主人公が服用してた新薬
実は偽物！
人体実験するときは半分は偽物を使うそうです。
これを業界では「プラシーボ」という。
プラシーボ効果って聞いたことない？
プラボノじゃないガムじゃない。
偽薬の中身は少量のブドウ糖だそうです。
しかし病は気からと申しますが
薬も気の持ち方なんですね。
医療行為（薬依存対応）としても
このプラシーボはよく活用されているとか。
アクション絡みのサスペンスなのですが
ヒューマンでとてもよい佳作でした。
思わぬ拾い物だったなあ
とくに、ラストがね
よかった。
引き寄せの法則ってあるでしょ。
あれって、ニューソートって新宗教からなんだ。
それは19世紀にアメリカで流行った。
これもプラシーボ効果からで
薬じゃなくても人間は自力（自然治癒）で
病気を治せることを体験したことから
生まれたものです。
信じる。そして
ポジティブシンキングというパワーの力
無論、それが十全ってわけじゃない。
この手の思想や信仰から
一切の医療行為を拒絶する悲劇もある。
たださ、私たちはちょっと
薬に依存しすぎだよね。
そういうことまで考えさせられる
なんかシンクロな映画でした。
ＤＶＤであったら是非どうぞ。
ネタばらししてごめんね。
