あかんたれブルース

継続はチカラかな

少年たちの目が歳をとる

愛のビリビリ(6)


先週火曜日は宴会が催され幹事をやって
いた関係で飲めないお酒の席に出席
にも関わらず飲め飲めと飲酒を強要する
オヤジに爺たち
なんせ病みあがりなわけでして
ほとほと参ってしまいました。
いい年してみんなハシャギまくって
まあいくになっても楽しいものなんですね。

わたしはテーブルの前のナミナミ注がれた
ジョッキのワインと芋焼酎と日本酒に
「この馬鹿飲み放題だと思って!」と
シラフで年寄りたちの群像を冷静に観察。
なくて七癖、酔っ払いにも色々なパターンが
ありますが歳を重ねて増えるのがウンチク侍だ。
亀の甲より何とかで何かと博学な年寄りが
脈絡もなく開帳するどうでもよい知識に
はあ、ほう、と愛想笑いで相槌を打ちながら
考えていました。

あ~あ、つまらん酒だなあ

さて、ソチオリンピック
またまた出ました森喜郎の失言
前回もテーマにしましたが
今回の浅田真央選手に対する発言は
国民感情を大いにイラつかせる暴言となった。
でね、あの年寄りの余計な一言は
どこからでたかといえば、長く生きてきた
経験則からの徒花勘違いがオオモトにある。
と同時に頭の悪さも当然ある。

要は結果論でしかない。
こういうのを後講釈というのですが
結局、もし浅田選手が失敗していなかったら
ああいう発言は出てこなかったわけだ。
その結果から、ああだこうだといって
実はすべてお見通しだったみたいな発言は
非常にズルくて卑怯な言動だと思う。

わたしは何度もいうようにマスコミやプロ市民
言葉狩りや揚げ足取に同調する気は
まったくないのですが
この森爺のセコイトークにはウンザリだ。

社会的な地位を得て、自信を持って生きていると
そのぶん増長したり勘違いしたりするものです。
賢い人はそれを是正するために
できるだけ客観的に謙虚であろうと努めるものですが
なかなかねえこれが難しい。
色々な経験があたかもすべて自分の予見と合致した
そういうふうな錯覚をおこさせてしまうのだ。
まあこれは年齢だけのせいではありませんけどね
そういう傾向が高くなるんでしょう。

それは森さんが特別悪い奴というのではなく
どこぞの作家がいう「人間のクズ」と
いうほどでもなく無責任な御都合主義なだけ
そうい人は沢山いるわけです。
それが歳を取るということでもあり
また歳をとらくても年老いた目をした
人はまことに多い世の中だ。
保守という姿勢もそういうなかにあるのでしょう。


もう一人のスキー競技の決勝で
転倒しての銀メダルの女子選手が
「リスクをとらないければ勝てないと判断した。
結果は失敗だったけれど決断は正しかった」
という発言には千金の価値がある。

言葉には魂がある。
言葉はその人そのものです。
なんにしても言葉に気をつけたほうがいい。
そういう覚悟がないと、あかん。

タイトルは中島みゆきの「ファイト!」から
http://www.youtube.com/watch?v=rloU695jkpc