あかんたれブルース

継続はチカラかな

心の裏のゲラゲラポー2

愛する技術という発想(71)


何でもかんでも悪いことは妖怪のせい。
たかがマンガのコンセプトじゃないか、と
鼻で笑うそこの御仁よ
ちょっと待ちなはれ

先週だったかな、あの号泣県議で有名になった
兵庫県は西宮で、夏休みの小学校での
プール解放が続々禁止になってるそうな。
http://eonet.jp/news/kansai/kobe/article.cgi?id=125598
理由は安全に責任がもてない。
三年前に大阪で起きた児童の不幸な事故を受けて、
監視員にライフセーバーなどの資格を求めたもの
だが、西宮市から運営を任される地域団体は
「資格がない監視員が大半。
 事故が起たら責任は持てない」と
やむなく中止を決めた。そーうです。

なんともはや・・・
これってそういう安全を完備できない
西宮市の責任なのかなあ・・・?
まあ問題県議に税金の無駄使いさせないで
というツッコミもアリなんでしょうが
お金だけの問題じゃないような、気はせぬか?
また、
なんかの統計では子供の溺死は親のみてる前で
起きてるケースが一番高いとかいってたぞ。

子供にゲームばかりしてと苦言を呈する大人達
でも公園じゃボール遊びは禁止だし
塾だ習い事だと子供の遊び場はなくなってる。
親が連れてプールだ海水浴だって家庭は
昔も今もそうあるもんじゃなよね。

テレビCMではやたら除菌、抗菌が謳われてます。
消費者のニーズ、マーケッティングなんでしょう。
でもさ、あんまり潔癖すぎちゃって
免疫力は落ちるはとかそれはそれで問題みたい。

かといって中国製チキンで鍛えろなんて
誰も言ってないじゃないかあ
頭おかしいんじゃない?

少子化だけのせいじゃなくて
医療事故の訴訟リスクを恐れて
産婦人科は店仕舞いが相次いでる模様です。
やーめたじゃあ心療内科でいいや。とか
そっちのほうがリスクもないし儲かるし、とか

子供の火遊びから百円ライターを使いづらくしたり
蒟蒻ゼリーを規制してみたり変だよねえ。

いくら規制したからって
安全とか安心に絶対はないんだよね。

あ、こんな前フリして鹿児島川内原発再稼動の
援護射撃だなと警戒するなよ。
とくる。
そう受けるのならそれでもいいよ別に
でもそれってどっちの援護でしょうか?

原発事故の安全性の保証なんて無理だと思うよ。
もしもの避難計画なんてインフラ含めて大変というか
物理的に現実的に無理だよね。
だから政府もそのへんは言質を取られないように
してる。
責任とれとか責任とるとか空論カラ手形だ。

それを鬼の首でもとるように求めても
そんなの確約するわけないじゃないか。
危ないんだから。
そういう交渉は子供の論理だ。

つまりは原発自体に無理があるんだよね。
それなのに実業界では満を持して再稼動万歳だ。
戦争っていうものは国家が求めるよりも
企業や資本家が欲するものですが
原発もまた厄介なものですねえ。
原油が高騰してますからいつまでもこのままじゃ
いけないんでしょうが
かといって原発事業に先はない。
あっても期間限定でオイルシェールに切り替わるまで
の話じゃないでしょうか。
税金の無駄使いだよね。
ま、時間稼ぎで仕方ないのかな。

言いたいことはそういうことじゃなくて
無責任の時代にあって
やたら責任追及の時代でもあります。

できもしない公約を掲げるのは論外ですが
実現不可能な要求を求めるのも問題じゃないだろうか。
こんなこと言おうものなら大変なことに
なりそうですが、でもそうだと思わない?
安全神話ってこういうところから生まれたんじゃ
なかろうかと思うけどね。
つまり非現実的な要求で阻止する戦略戦術には
あまり効果がない。
だったらやりますという売り言葉に買い言葉で
やっちゃうからねえ(汗)
できもしないのに。
後は起きないようにと神頼みだけという
ロシアンルーレットだ。
高度1万メールでも当るからなあ(汗)
こういう手法は危ないよ。

西宮みたいに、めんどくさいなあ
じゃあヤメタ!で済むんだったいいけど
子供はたまったもんじゃない。
こういった件を市民団体の人たちはどう考えて
いるんでしょうか?
「ケシカラン」とか「無責任」と批判するのか?
すればするほどもっともっとひろがるよ。
誰だってそんな責任負いたくないもん。


子供っていうのは、何かあると
必ず何か(他者)のせいにしたがる。
ぶつかっても転んでもそれは障害物や地面のせい
そうやってあやされるものだ。
そしてやがてそれは自分のせいなんだと学んでいく

行き場のない怒りを誰かに何かにぶつける
そういう心理もわからないではないけれど
結果として、様々な不自由や不自然が生まれる
これが現実というものだと思います。

誰かに責任を取らせてやろう
そんなことばっかり考えてても
だーれも責任なんかとらないしとれない。
そういうのが多いのではないでしょうか。