あかんたれブルース

継続はチカラかな

虎之助の大いなる一歩


サチコの縁談(4)

そんなわけで母は帰宅してすぐに床に入り
わたしはどうしたもんじゃろのう
というのも
本日午後に例の鬼瓦虎之助をうちに訪問させる
計画だったのだ。
洗濯機の下に敷くカバーを取り替えるという名目で
うちの母親と面識をつけて
うちに気軽に出入りさせる既成事実の第一歩。
そのことは母には内緒で
まさかこれがサチコの縁談相手だとは知らない
知らせない。
あくまでも自然をよそおうのがコツ、ツボ、かと。

でもさ、肝心の母が寝込んでいるんじゃねえ。

日をあらためようか
でもなあ台風だし母親の体調もどうなることやら
いろいろ考えたのですが
一回がないと二回三回がないと思い直し
虎之助に電話してカクカクシカジカだけどレッツゴー
のサインを送りました。
5分10分・・・まだかなあ
とケータイが鳴る。
家の場所がわからない?
近所みたいなので今外に出るからと玄関開けたら
目の前にクルマが止まってて目と目があっちゃった。
こんな男なのです(-_-)

玄関先にバックで誘導して家の中に入れたところ
タイミングよく母がトイレに起きたようで
トイレに入っている。
で、雑談しながら母がトイレから出てくるのを待つけど
大のほうみたいでなかなか出てこない。

ようやく出てきて第一声が
「馬太郎何処に行っとったんか
 出だ出だウンコが出ましたよおおお
 あらお客さん?これは失礼しました。
 友達?」
「ああ、虎之助ち云う奴だっど」
「そうな、タクマン君ゆっくりしていっきゃい」
「違うよ虎之助だっち」
「母ちゃんな寝っでな、ではごめん。」


・・・ま、いっか。
こんなもんでしょ。
そんなわけで本日はこんなものでした。

先は長いぜ
ウンコじゃないよ!

因みに母の熱は夜半には下がっていました。
このまま何事もなければいいのですけどね。
どうもお騒がせしました。