幸運の女神っていいます。
幸運は女性が運んでくるのでしょうか?
ナポレオンの人生をたどってみると、その半生のなかでどん底から絶頂の20年を経て、
またどん底へと転落しています。
その起点から絶頂。そして、転落への期間「20年」。
この20年のサイクル論は別な機会に語ります。幸運の女神の話です。
ナポレオンは最初のどん底を経験する前にデジレ・クラリーという女性と結婚する
はずでした。彼女の姉はナポレオンの兄ジョセフと結婚していたんですね。
でも、しなかった。
そして、デジレはフランス軍将校ジャン・ペルナルドと結ばれる。
(それでもナポレオンとは姻戚ですからね。)
ジャン・ペルナルドは将軍として、
1805年のアウテリッツ会戦でオーストリア・ロシア連合軍の中央突破で戦功がありました。
もともと能力のあった人物なのでしょう。
そのペルナルドを注目している人物がいます。
カール13世・ヨハンというスウェーデンの国王でした。
この病弱だった国王は、なんと他国の軍人だったペルナルドを後継者とします。
(養子じゃないですよ。デジレも一緒)
ペルナルドは元々ナポレオンと折り合いがよくありません。
それもあって、反フランスの政策をとり、敵対してしまう。
そのために、ナポレオン没落後も長くスウェーデン王カール14世として王位に在りました。
その妻デジレも一介の平民からスウェーデン王妃として83歳の幸福な生涯をおくったとか。
ナポレオンといえば、ジョセフィーヌとマリー・ルイズが有名ですね。
もし、ナポレオンがデジレを選んでいれば彼の人生と歴史は変わったのでしょうか。
歴史のイフはタブーでも、
そう前置きして、よく語られるものです。
女神様、私が落としたのは「汚いジャイアンです」
だから、
その前髪を少し、、、。つかませて、プリーズ。。。