あかんたれブルース

継続はチカラかな

紫煙のなかで

東北関東大地震をリアルタイムに考える
私達にできること(雑感・痛感)

続き

変な例え話でなんのこっちゃろうと戸惑われるでしょうが
まあ、こんな機会ですから許してください。

そういった生業を経てきたせいか常にバランスを考える。
それにデザイナーだったので物事を多角的に観ないとならない。
そうしないとやれない仕事なのです。
常にクライアントの気持ちを読み取ろうともする。
そうそう読めるわけではありませんが努める。
じゃないと採用されない。生活がかかっているからその分、必死だ。
訓練修行のようなものですね(汗)。

そんななかでネット・ブログ(世論)の論争を
赤と青の争いと考えてみる。
赤は青を赤で塗りつぶしたいと考える。青も赤を許さない。
それぞれが異質と考えていますからね。

でもさ、本来、たとえばですが紫になるべきことが
最終的な理想であるわけですから(たとえばだってばさ)
赤も青も必要であって、その場では赤青区分されいますが
俯瞰してみればドットは小さくなって面としての紫になっている。
それを当人であるドットの赤さん青さんは気づかない。
なんかこう書くと「上から目線」とか言われそうですが(汗)
例え話だっていってるだろうがっ!

前フリはまだ続きます(汗)

バランスの他に時間軸というタイミングもある。
これがとても重要です。
手順とか優先順位っていうのともリンクします。
仕事でも恋愛でもなんでも、すべて、これが重要だ。

どんなに正しくてもこの順番を間違うとアウト。

芸人の世界では間の取り方ともいうし
恋人同士では恋の駆け引きだったり、
センスとか思慮とか戦術戦略とかなんとでも言っておくれ。

ま、そういうものがある。あるんだよ。

これがなかなか難しい。

理屈じゃない。経験とか体で覚えるものです。
なかには持って生まれた人もいますが
わたしなんざ根が不器用の質なので苦労したものです。
というか今でも冷や汗ものがしょっちゅうだったりする。
逆にこういのをマスターしたって奴に六なのはいませんけどね。
一生の修行かもしれない。そう思いたい。



昨日、原発に対する転載記事に対して
「馬太郎さんらしくない」との意見を頂いた。
そりゃそう思うかもしれない。
この困惑はわたし自身の昨日の決断の刹那でしたからね。

彼女には「バランスとタイミングだ」と答えました。
たぶん、わからないと思う(汗)。いいです毎度のことですから(涙)
でも、うまく理解させるように答えられないよ!
案の定、いま実家でYouTubeは連休明けにしか観れないから
内容を解説しろと挑発しやがる。まったく我が儘だ!

この困ったちゃんにどう説明したらいいのか・・・
夕べは一睡もできませんでした(涙)
むこうのゲストブックに内緒コメで書き込んでもいいのですが
別に旦那でも恋人でもましては親兄弟でもないので
なんとなく個別に時間を裂くなのは癪だし、ヤキモチ焼きの恋人に
また拗ねられそうなのでオープンで書いて本日の記事とします。


優先順位として、

地震が起きた。
まず、優先すべきこと、ネットやブログでできることは何かと考えた。
冷静に対応しよう。としかいいようがなかった。
デマ、流言を抑えようと思った。無責任な放言を慎めと。

次に大規模停電の恐れが持ち上がった。
節電をしようと呼びかけた。

その間、政府・東電・マスコミ批判があったけれど
順番として、それは今じゃなくてもいいんじゃないかとした。
それでも腹も立ったので「あの馬鹿を黙らせろ!」と
記事のなかに盛り込んだ。

その翌日に、わたしは昨日の転載記事を載せました。
内容的に知って損じゃないと自分で判断したから載せた。
特に混乱したとか自分を見失ったわけではありません。
上記したようにバランスとタイミングを考慮しての判断です。
特にそれを弁明する気はないのですが、
彼女が指摘するように誤解もあるかもしれないので
このような記事となりました。

そのうえで、わたし自身考えさせられることが一点。

世論という、群集心理の色味です。
ここに「色々な意見があってもいい」という原則論がありますが
ときおり不安に感じるときもあるのも事実です。
あまりにも頼りなくて声高な極論に左右されないかと
ヒヤヒヤするときが正直あります。
かといって良識派諸兄はそうそうモノを言わないので
ヤキモキしたりもする。
でなければ、もしかすと私同様にバランスを考えて
敢て、赤だの青だの陣営に潜り込んで抑止しているのかもしれません。

こういったことを考えながら
さきほどのドットのことに思いをめぐらせたところ
なんとなく成る程な、と一人、合点するのだった。
これもひとえに我が儘な彼女のおかげです。
尚、これは嫌味でも揶揄でも皮肉でもありませんので、あしからず。

そして、
いま、日本と日本人はどんな色を彩っているかなあ。
と、想いながら一仕事終えた達成感にひたって
煙草に火を点けるのだった。

禁煙するんじゃなかったのか!