あかんたれブルース

継続はチカラかな

労働の等価交換

りんちゃんのモヤモヤ(6)北欧の社会保障制度(3)


そういった社会制度の完備に二の足を踏む日本人には
不公平さの脅迫観念があるのだと思う。しかし、待て

働ける人が、働けない人のぶんまで働いてフォローする
百歩譲って、ここまでなら納得できると思うのですが、如何か?
成人に対する、年寄り、子供、病人・・・などです。
問題は働けるのに働かない人に対する不満だよね。

ま、色々言い分はあるのでしょうが、
ここにひとつ労働に対するイメージに「苦痛」があるんだと思う。
そこで、ひとつ考え方を変えて「働く」を「楽しい」としてみたらどうだろう。
これも価値観の転換なんだけれど、もしこうできれば
だいたいの問題は解決でるのではないか?

無理無理、そんなの机上の空論。とまあいわないで、すこし付き合えよ。

現実的な話しとして、働くことは苦痛なのだろうか?
「楽しい」と思う時、場、人は、実際にいるよ。
なんで、苦痛なのか?

人間関係とか、オーバーワーク・・・

まず、賃金格差から行きましょう。これは精神的につらい。
こんなに頑張っているのに、もっと楽している人が
自分よりたくさん給料をもらっている、偉そうにしている人がいる。
ここで、2つ。
他人の芝生で、その人はもっと大変なのかもしれない。
もう1つは、学歴偏重で一流大学一流企業の資格が
高額給与保障の権利取りになっている、わけだ。

私達の親世代は貧しくて教育を受けられなかったから
子供だけには、といって高学歴を望んだ。イコール高給と安定。
その結果、大学に行くのが普通になりました。でも、その結果・・・
結局、その最高学府である大学を出ても、そこに格差がある。

じゃあ、東大法学部を出た人間が有能かといえば、どうだろう・・・
中国ほどではありませんが、日本の高給官僚や大手企業の経営者など
有能どころか、すっかり道を誤っているではないか。全部じゃないけど、そういう人達が多い。
なんでこうなるのか。

金です。

給料が高すぎるんだな。人間は金で転ぶものです。
勉強なんて出来なくたっていい。
明治維新の経営者(官僚・軍人も含めて)たちは
大した教育は受けていなかった。

そりゃあ、昔の話だと、言うかもしれないけれど、
昔だろうが今だろうが、ちゃんとした人間じゃないとダメなのです。
今回の浜岡原発停止で経団連米倉弘昌会長も発言を聞きましたか?
あの方は住友化学株の会長さんですが、見識を疑う。
無論、東大法学部だ。

学閥についてはまた別に記事にしますが、この東大法学部っていうのが問題です。

山種証券(現SMBCフレンド証券)の創業者・山崎種二という人がいた。
城山三郎の『百戦百勝』という作品で紹介されていますが
元々は相場師で、米相場で名を売った方です。この人の(相場)格言に
「働き一両・考え五両」というのがある。

これがアカンかった。

まあ、戦前の人ですからね。それに斬った張ったの相場師です。
「時代」という時間軸、環境適性なのかな? そぐわなくなってきた。

嫌がる人もいるでしょうが、
労働の等価交換をやらないといけない。

肉体労働=頭脳労働

そんなことやったら頭使わなくなっちゃうよ。
そんなことないさ、頭使わなくなったら人間は仕舞いです。

イコールは無理でももう少し、双方の格差を是正しないと
これこそ不公平だと思うよ。
福祉介護の仕事はとても重要な肉体労働だ。

わたしにそういうことを決定する権限はないので、
これはひとつの提言です。不公平を是正するための。

これは社会保障制度充実に対するアレルギー体質の改善の話として、
このまま続けます。