あかんたれブルース

継続はチカラかな

先天性か後天性かタマタマか

ヤフーブログの最後のあだ仇花に
運命論の核心に触れられたらと思い
特攻を敢行しています。

昭和を代表した安岡正篤
易経の第一人者でもあった。
その安岡にして、陰陽五行学の四柱推命は当たる
と、太鼓判を押した東洋占星術です。
これは、
水金火金土の各五行を陰陽で分けて
その相剋で判断するものです。
個人の命式のなかの陰陽五行バランス(相剋)
自分と他者とのバランス(相剋)
そして時間軸とのタイミングを観るものです。

難解複雑なものですが
同じ学派の算命術に比べて
補助的な吉凶星があるぶんまだ判りやすいかも。ま、学派によっては軽視するところもあるけど。
曰く、天性の資質が判っても意味ない。
占いの醍醐味は未来予測にあるからだとか。
成る程ですが
そんな占いなんかに一寸先の闇を託せるかなあ?
参考にはするけど、よっぽどだよね。
また、人間はわかっていてもどうにもできない。
たとえそれが正論であってもだ。

損得だけで生きられない
感情と思い込みに支配しれてる生き物です。
その意味で儒教下の東洋占星術
金運立身出世家内安全をモットーにする
統計学の側面がある。
そのあたりが哲学『易経』とのギャップがある
のではないかと思う。

生年月日で導かれる命式から
その人のだいたいの人生設計図は記される。
ま、これは先天的な宿命です。
ただ運命はもっと幅がひろくて後天的な要素を
無視できないわけだ。

ここに不可思議な
DNAメチル化酵素やる気スイッチが登場する。
所謂、化けるってやつです。

身近な話なんですが
うちの息子が化けまして
二年ほど前かなあ、二十歳前後で人変わりした。
スイッチが入ったみたいなんだ。
その急激な成長は親の私も目を見張った。

高三のときクリエイターになりたいと
突然いいだしたのには驚いた。
これまで剣道しかやってきてなく
将来は教職かカタイ組織人かなあと漠然と・・・
父親がそれで苦労したわけなので
当初は反対しました。
結局、折衷案で
理工学部の工業デザインで落ち着くわけですが、
しかし大丈夫かなあ
彼の命式には「芸術」の「ゲ」の字も
いや星がないのだ。
教職か企業で剣道やってたほうが無難で
幸せなんじゃないか?とか思ったりもした。

それがさ・・・
両親共にその筋の人っていう
「遺伝」もあるのでしょうが
大学二年の後期からメキメキ頭角をあらわし
プロだった私も唸りだしたもんね。
これは鳶が鷹か
いや蛙の子は蛙かなあ

で、しみじみと
占いの命式とかあまり当てにならないなあ
と、思うわけです。
しいていえば、環境ですかね。
そして、ツボにはまる場を提供してやること。
これに寄与できたら
親の努めは達成できた感じです。

金持ちになるかどうかは知らないけれど
楽しい人生を過ごしてほしいと願います。