2014-11-05から1日間の記事一覧
分福もののけ漫遊記(22) 一通り話を聞いた徐福は意外なことを言った。 確かに分福には呪いがかかっている。 その数、54。正確にいえば108の呪い 煩悩ともいう。 先回現れた過剰将軍モットモットは そのなかのひとつで、人間の煩悩のなかの 「過剰」を司る…
分福もののけ漫遊記(21) 「お師匠さんに会いに行こう」 そういって杜子坊は立ち上がった。 「どうしたでござる急に」 「このままじゃ埒があかない。 お師匠さんのところに相談に行こう」 「どこにおるのん?」 「斉の国の青島」 「ピンパオ?」 「相談って…
分福もののけ漫遊記(20) 中国雑技団「南京大サーカス」は 上海興行の出発前夜に 『分福さよならリサイタル』を行った。 これではずみをつけて上海に乗り込む また、これがタレンティッドガール分福の 試金石でもあった。 もう綱渡りの曲芸の余興ではない。…
分福もののけ漫遊記(19) 「これからどうするでござるか・・・」 「どうしよう」 「和氏の璧の効果もなかったしねえ」 「アタシがいけないのかしらん?」 「確かに、よくはない」 「お腹すいた~あ」 「またかよ」 「パピピププペピパパ」 「えっ!」 「な…
分福もののけ漫遊記(18) 前回(第8話から17話)までの話 鄭和に偽薬(プラセボ)の計を授けた杜子坊は 帰りがけに権耳という若者を託される。 この男、鄭和の西洋下りの航海に参加した豪の者。 青龍刀厳児といえばちょっと名の通った 「あっ権耳だよ権耳だ…
透析中にヒマなもんで 国会中継なんかみてたりしますが 先週の衆議院に引き続き参議院でも 民主党の議員がグダらない同じような質問を 繰り返していました。 最初は馬鹿だねえと呆れながらも 馬鹿の理屈を観察していたんですが 仕舞いにはアホらしくなってチ…