あかんたれブルース

継続はチカラかな

逢うべき糸に出逢える幸せ

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○みゆき嬢のララバイ(20)

なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを 私たちは いつも知らない
 どこにいたの 生きてきたの
 遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない

なぜ 生きてゆくのかを 迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って ころんだ日の跡の ささくれ
 こんな糸が なんになるの
 心許なくて ふるえてた風の中
縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます

 

 みゆき嬢の「糸」という曲です。
 師走の風のなか部屋に閉じこもって仕事してるんですが、沁みますね。
 
 冴子は大酒飲みで酒癖も決して良くはない。
 私より7歳上だから54歳。いい、おばさんです。
 40歳を過ぎてからホルモンのバランスを崩したのか水を飲んでも太るとこぼします。
 が、ホントは若い頃からそれなりに体格はよかったのではと、私は確信している。
 女独りで体を張って生きて往くには体力とガソリンが必要なのでしょね。
 砂漠をいくラクダのコブは脂肪だって言うじゃありませんか。
 酒も百薬の長です。別名「悪魔の水」とも申しますが。
 彼女とも長いのですがとんでもない邂逅になったもんだなあ。
 当ブログ主要登場人物の冴子との出逢いも幸せと呼ぶのかな、、、。

 冴子は7杯目の生グレープフルーツサワーで酔います。ガクンっと。
 ヤバイ、浮き足立つ私。腰は既に浮いている。
 そして取り止めのない身の上話が始まる。
 さっきまでの気炎はどこえやら女になってしまう。
 若い頃に戻りたいとしきりに愚痴る。

 女の人はみんな「もう一度人生をやり直したい」と思うものなのでしょうか。
 若さが美しさと直結するから?
 たくさんの働く女性に出会ってきましたが、その多くが財布や定期入れに、
 若い頃の証明写真の切れっ端を忍ばせています。
 コメントを求められて、往生します。

 男はどうでしょうかね?
 もう一回、戻って、やり直しってみたいか?

 私は、嫌ですね。
 
 冴ちゃん、もう帰ろうよ。
 「ううん?そうね帰ろう!お兄さんサワーお代わりい」「はい!よろこんで」(←これ店員)

 参ったなあ。
 私は早くうちに戻りたい。