甘茶でカッポレ(2)
親鸞様の「歎異抄」に
悪人正機 つうのがあります。
悪い奴ほどよく眠る。これは黒澤明の作品にありましたね。
悪人正機とは悪人ほど往生できる救われる。ってことです。
そんなアホな。じゃあ善人は? 偽善者であり、過信で、鼻持ちならない奴。
まあ気持ちはわかりますが、どっかの居酒屋でクダまいてるオヤジの熱弁ですな。
いや、どうも悪人の意味が違うようですよ。
ここでいう悪人は自分の非力・無力を嘆く者をさします。
自虐癖のあるタイプですね。そういうのを悪人というようです。
そういう方々が仏を慕えば往生できる。救済され極楽浄土にいける。
念仏はパスポートで〜す。
無理に努力しなくても頑張らなくてもいい。ただすがるだけ。それでいい。
ホントにそれでいいの?
結局のところ、突き詰めれば、これしかない。「他力」と五木寛之はやっちゃった。
甘茶でカッポレ爺様だ。
まあ、そんな無気力思想が後に石山本願寺を頂点とする戦闘集団を形成して、
天正の頃、魔王信長と血で血を洗う抗争を展開するのですから怖いものです。
親鸞様の「歎異抄」も実は怖い発禁書自由閲覧禁止だったぐらいです。
私の天正小判ハゲの行方は。。。「愚禿」に名前変えようかな。ねえ、親鸞様あ。
ビジュアルはアマゾンから画像ボケボケでしたね(涙)。