あかんたれブルース

継続はチカラかな

細木数子、旅順に行く。

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コミュニケーション能力(マー君の場合-3)


 
 海軍大将・樺山資紀のひざの上にちょこんと座る細木数子。かわいい。

 彼女はこれから海軍の要請で旅順に向かいます。

 お供は病気療養中だった満州軍総司令部参謀の井口省吾少将。

 海軍は旅順要塞本体の攻略ではなく、その先の港にいるロシア艦隊を攻撃して欲しい。
 なのに、陸軍は要塞と正面から対決する方針を固めています。
 それには陸軍の内部にも批判の声があった。井口参謀もそのひとり。

 敵最強部分の東北正面ではなく、西方から旅順港攻撃を。このに案で意見が分かれていました。

 あどけない細木数子はその特使として旅順の第三軍司令部を訪ねます。

 応対するのは第三軍参謀長・グレート義太夫じゃなかった(汗)。伊地知幸介少将。
 人呼んで「薩摩の箱入り息子」だ(涙)。

 数子「東北正面は絶対にダメよ。あんた神経痛になるわよ。西にしなさい!」

伊地知「お嬢ちゃん、西から攻めても東から攻撃されて大変なんだよ」

 数子「あんたもマー君も今年いっぱい大殺界よ! 年が明けるまで旅順は堕ちない!」

伊地知「お嬢ちゃん、おじさんの見積書には三日で堕ちると明記してあるんだ」

 数子「も~お! バカ野郎。井口、こんな糞親爺斬ってしまいなさい!」

 そこで、ぐっと軍刀に手をかけた井口省吾の脳裏をかすめたものは、

 「呼び捨てかよ」

 それで躊躇してしまった(汗)。残念。数子、言葉の使い方には気をつけよう。

 ということで、数子は帰ります。
 帰り道、駅から参謀部へ続く道。
 こんなところにお墓を造っちゃダメよ。と、
 その裏の目立たない場所の土地を買い占めていったそうです。二束三文で。
 その後、その場所に三軍兵士の沢山の墓が出来ますが、
 児玉に怒られて、移動します。数子が買ってあった場所へ。
 数子は不動産投資の才能もあったわけですね。末おそろしや~あ。



訂正とお詫び
写真の樺山大将とのツーショットの少女はお孫さんの白洲正子嬢でした(汗)。
それに伴い、記事の部分部分で不適切な表現があったことをお詫び致します。