あかんたれブルース

継続はチカラかな

耳をすませば ラップ音

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 昨夜、また観てしまった。宮崎アニメの『耳をすませば』。

 途中からですが、最後まで観てしまった(汗)。

 ラストはプロポーズしおって(怒)。中学三年生のくせに。

 原作は「りぼん」に掲載されていたんですね。知らなかった。
 1989年だって。。。そのとき私は既に30歳(涙)。


 中学三年生の月島雫は図書カードに記される天沢聖司に惹かれていく。
 聖司はバイオリン職人になる夢がある。モラトリアムな雫は焦りを感じちゃう。
 自分の夢。聖司に刺激されて小説を書き始める。
 中学三年の夏から早春までのまぶしい雫の物語でした。


 この作品を観るたびに感じるのは「後ろめたさ」です。

 自分の中学三年生の時なんて何も考えてなかったもんね。
 その後の高校時代も怪しい。というか「クロ」だな。逮捕状請求せよ!

 しかし、天沢聖司よ。早熟というか出来過ぎ君だよ。君は。
 雫がショックを受けるのもわかる。というか滴自身も早熟だ。

 キャッチコピーは「好きなひとが、できました」だって(涙)。

 あ〜あ、この頃、私も司馬さんの『竜馬がゆく』でも読んでいたら、
 少しは変わりましたかねえ。。。矢沢永吉の『成りあがり』もまだ出てない。

 
 耳をすませば

 
 上京して学校が終わると四谷のデザイン会社でアルバイトしていました。

 そこはバッタモノのカセットテープのパッケージを作っていて、
 演歌がメインでしたが子供向けのテレビ主題歌集も人気商品でした。

 イラストボードにウルトラマンタローだとか仮面ライダーとかを
 大集合させて描く。これが私の仕事でした。

 だいたい5〜6のキャラクターを押し込めて賑やかにするのがコツです。

 クライアントの注文通りに、選曲に丸印があるものは必ず入れないといけない。

 そんなある日、「聞こえるかしら」という曲。なに?
 社員の先輩たちに聞いてもみんな分からない。
 キカイダー「聞こえるかしら」とか、ドラえもん「聞こえるかしら」とか
 冠にヒントがあればいいのですが、何もない。「聞こえるかしら」だけ

 結局、童謡のさっちゃんみたいな女のコが、(髪形はボブとおかっぱの中間)
 青いセーターを着て、小首を傾げて、左手を耳にあてて、

 「聞こえるかしら」 と描きました。

 それでクレームもこなかったしね。

 それが『アルプスの少女ハイジ』の主題歌だって知った日には
 ヘソで茶を沸かしましたよ。ミルクも砂糖もいらない。羊羹ちょうだい。


 耳をすませば 聞こえるかしら 聞こえたかしら