あかんたれブルース

継続はチカラかな

お金の罰(ばち)

 私のブログタイトルは「お金と人生と幸福」です。

 最初の二週間は「明治水滸伝」だった(汗)。

 それじゃあねえ、みんなとの接点がなくなるから
 「この世に生まれた目的は、幸せになるためよ〜ん」というスローガンから
 そのネックになるのが「お金」なのと戒めて、このタイトルに変えました。

 日本人はお金が苦手です。

 好きだけど、恐がっている。必要以上に重要視したり、拒絶したり。

 よく、武士道って言葉を使って、
 なにかとても素晴らしいものという懐古的な捉え方をしてますが、
 あれはね、結局「商人道」に破れた。

 そして、明治維新です。革命。この時代が「商人道」もぶっ潰してしまいます。
 なんとか助かったのが三井とかで、潰れたのが鴻池とか小野組とか
 
 時代に敵いません。


 日本人の間で、お金の話はタブー。

 それでも私は仕事の時は必ずここから始める。
 じゃないと後々トラブルに成るケースが多いです。うやむやにする人が多い。
 また、ゼネコンなどは稟議を通すために最初から見積もり見積もり。
 まだ、何をするのか、うやむやなのに見積はとれないじゃないか! でも見積もり(汗)

 真ん中はないものですかねえ(涙)

 お金の話でちょっとニガイ話ね。

 私が、27歳ぐらいだったかな。事務所の近くに知り合いのカメラマンがいて、
 仕事上親しくしてました。私というより会社とね。

 彼は南の島の極楽風景をモチーフに既に世に認められいた。
 私よりも一歳年上なのに、青山骨董通りの事務所の駐車場には
 白いロールスロイスがある。この格差!

 が、この人、色々私に聞いてくる。給料のこととか後輩の扱いとか色々。
 歳が近いせいなのでしょうかね。

 曰く、学生時代にプロデビューして、そういった仕組みが分からない。と言います。
 人を雇っても年上でうまく使えない。とか色々です。

 四国の方で柔らかい関西弁のイントネーションが耳に心地良かったです。
 私は嫉妬とかは感じなかった。ま比較できないかったわけです。で、好感をもっていました。

 ところが、しばらくして彼のあまりよくない評判という話を聞きます。

 「な、なんでですか」

 理由は、お金の話をするからだといいます。

 クリエーターはお金の話をしてはいけない。そういう不文律がある。

 それ教えてくれた人が、私にとっては好ましい中年の女性だったので
 余計にショックでした。彼女もそれに肯定的だったから

 グローバルスタンダード云々に対して私は懐疑的な姿勢をとりますが、
 この「お金」に対する日本人の姿勢は改善すべきだと思います。

 不浄のモノではありません。決して