夜汽車の車窓
鄙びたブログが好きなんです。
ひとの出入りの少ない寂れた場所で、小さなつぶやきに出逢ったとき、
立ち止まってしまう。
あまりブログを出歩いたりしないのです。ほんとうは
なにかの拍子になにかの切っ掛けで、
きっと人恋しくなるのかしらね?
引き寄せられるように、人知れず悲しく囁くように歌う人に出逢ってしまう。
ひっそりと咲く一輪の花に出逢います。
たとえば
夜行列車に揺られて、漆黒の闇の遙か彼方に見える一軒の灯火のような。
私のPCはマックで、ブログではOSの9.2を使っています。
このモーター音がね、ポーって、蒸気機関車のようなんだ。
夜中に寝静まったなかで、モニターを眺めていると
そんな気分になってしまうんでしょうかね。
かすんで見えるその灯りをずっと目で追っている感じ。
ふと気がつけば、自分の顔が重なってハッとしてしまう。
なんのことはない、車窓に映った自分の顔に焦点が移っただけなのです。
見失わないように、もう一度
その灯りを探します。
列車はかなりのスピードで疾走しているのですが、
そうとう離れたところにあるのでしょう。
見失わないですみました。
ほっとしたりしてね(笑)。
いつまでも視界から離れないその灯りが揺れている。
列車の震動のせいでしょうか。
その灯りの動きを旋律に置き換えて
心の琴線がそれを奏でる。
しっとりと濡れていく溶けていく、そして重なっていく。
もう独りじゃないよ。
君を感じています。
なんちゃって(汗)
写真はhiroさん。作品名「可憐な少女」
この花を君に