あかんたれブルース

継続はチカラかな

絆の力

みゆき嬢のララバイ第二章(3)二隻の舟−(4)



   敢えなくわたしが 波に砕ける日には
   どこかでおまえの舟が かすかにきしむだろう
   それだけのことで わたしは海をゆけるよ
   たとえ舫い綱は切れて 嵐に飲まれても
   きこえてくるよ どんな時も

   おまえの悲鳴が 胸にきこえてくるよ
   越えてゆけ と叫ぶ声が ゆくてを照らすよ

   おまえの悲鳴が 胸にきこえてくるよ
   越えてゆけ と叫ぶ声が ゆくてを照らす

   難しいこと望んじゃいない
   有り得ないこと望んじゃいないのに

   風は強く波は高く 闇は深く 星も見えない
   風は強く波は高く 暗い海は果てるともなく
   風の中で波の中で たかが愛は 木の葉のように

   わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの
   わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの
   わたしたちは二隻の舟



この絆は目には見えないけれど、確実に存在します。

信じる。それはとても勇気を必要とするけれど、難しいことじゃない。

有り得ないことじゃじゃない。

心の闇から何かが囁く。

そんなものはまやかしだ。そんなことを聞くな。

わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの

そして、自分が倒れたときに、君の心が軋んでくれたら

そう思えれば、それだけで

前にいけるよ。

暗くて寒くて不安はあっても震えながらでも行ける。

同じ歌を歌って、たとえ姿は見えなくても

行ける。


この歌を君に送ります。
受け取ってくれ!