あかんたれブルース

継続はチカラかな

言葉とハサミは

言葉について(3)言葉は言霊、木霊(こだま)



昨日の早朝深夜。
近くにファミレスで資料の整理をしていました。

向かいの若いカップルの声が嫌でも耳に入ってきます。

パチンコ屋の店員のようで、店や仕事の不満や自分の自慢話を
彼女に訴えている。
着ぐるみの彼女は気のいい女のようで、聞き役を上手にこなしていました。

でもこの彼氏、興奮してくると言葉が荒くなってしまう。
別に、喧嘩してるわけではなくて、
そういう言葉の使い方が親しさを表すことだと信じているようでもある。

・・・こういうのがよく分からない。

「俺は店では一番強い」のだそうです。
他愛もない自慢話。でも時々脱線して彼女に暴力をふるうようで
この間は警察が来たとか。彼女が淡々とツッコミを入れていました。

・・・こういうのはもっと分からない。

「立たぬなら立たせてみようホトトギス
どういった、話の流れからだったかわかりませんが、こんな言葉が響いてきた。
結構、大きな声で話しています。

「それ、違うよ」 彼女の淡々としたツッコミ。

そしたら、彼氏。カタマって、絶句。どうやらオリジナルを知らない(汗)まさか(笑)

「じゃあ、お前、言ってみろよ」(本気で本当に知らないんだマジ)

そいたら、彼女、沈黙。(ツッコミ入れた方もはっきりとはわからない)

でもなんか違うよ。とボソボソと言っていました(涙)。


二人が立ち上がった。
会計して店を出てくれるかなと思いきや、トイレのようです。
この店で一番強いと豪語する彼氏が「一緒に行こう〜」と。
「大丈夫だよ、荷物置いてあるから」と。
素直にそれに従う着ぐるみの彼女。

・・・こういうのは・・・分からないな〜あ。

これはこれで、仲いいんだな〜あ。

置き去りにされた、ティーカップに「鳴かぬなら」と呟いた。のさ。



若いカップルはトイレから出てきてすぐに店を出ていきました。
(「いいじゃないですか、仲いいんだから」)そういうノリが分からんよ(怒)


話を少し変えますよ。ブログでもそうですが、
夫婦とかの会話で酷い言葉使い。(特に男の方から)
なんか痛いです。
慣れっていうのもあるのでしょうが、最近のトレンドもあって、
とても乱暴。

本人が本人たちがそれに流されているのも気になります。
最近は付き合っているカップルでもこれが定番化しているのでしょうか。

当然、相手によっては傷ついてしまう場合もあります。言葉のDVだよね。

表現方法がわからないようです。
ボキャブラリーもコモンセンスも、ない。
   オリジナルの「鳴く」を知らないで「立つ」を使う。
   知ってて使うのと、知らないで宣うのとの違いは大きいですものね。
   それで通ってしまう。のが痛い。

それとは別に、ツッパって言い放つ言葉。これは高学歴さんにも多い。
特に、働く女性に目立ちます。
男社会のなかで、という理由もあるでしょうが、鎧を羽織った痛みを感じます。

放つのは「相手」にもよるでしょう。使い分けてもいる。
じゃなかったら開き直ってしまっているか。
どっちにしろ、痛いです。

それとは別に、ネットでの相手に対する苦言という名の中傷。
ハンドルネームという仮面が、ここまで人間を冷酷にしてしまうのか。
リアル世界の鬱憤なの? 信じられないような理論と議論。不毛だ。
言論の自由以前のことです。

相手を否定することでしか、自分を肯定できない。悲しいトレンドです。


でもさ、言葉は「こだま」のようで、必ず、自分にかえってきますからね。

自分を守ることだけに一生懸命にならないで、
相手のことを考えてみるべきだと思います。綺麗事ではなく
それは必ず自分にかえってくるのだから。それは現実的な話として


自己主張。なんか必死に守るので精一杯っていう感じで、痛い。


打てば響くさ、
大切に したいものだね
自分の言葉。
(標語だね(笑))