勝負球は常に変化球「カーブかシュートかフォークか」
すべては「変化」にあるようです。
『易経』を読んで、
この世のすべての運・不運はその兆しであって
世の中の森羅万象はすべて「変化」にあると納得しました。
だから、ラッキーとアンラッキーに一喜一憂してちゃいけない。
同じようなことを16世紀のマッキャベリが『君主論』で説いています。
「運命は変化するものである」
とは別に、フロイトの精神心理学では人間を成長する、変化する人生と捉えている。
誕生して、(乳)幼児期→少年期→思春期・青年期→成人期→中年期→壮年期→老年期。
カテゴリー分けの名称はともかく、
人間は肉体的にも成長と老化というプロセスを経て、変化していきます。
このなかに葛藤もある。
人間は変化することを実は恐がって。不安なのです。
母親の胎内の羊水のなかは居心地がよかった。のだ(涙)
それなのにそれなのにストレスの世界へ・・・
人は泣きながら生まれてきます。
健全なプロセスとしての成長には節目節目に葛藤が存在します。
基本的に人間は変化を嫌いますから、できればそんな葛藤(苦難)なんて
避けて通りたい。そのほうがトクで合理的だとも考えたかもしれません。
心の閉塞、心のひきこもり、神経症はそこに原因がある。
変化を拒んでいる。
それを価値観の、とかいってもいいのですが、もっと率直に
自分が変わることを恐れている、不安に感じている、わけですね。
簡単なことでしょ。でも原因がわかっても簡単にはいきません。
煙草を吸わない人間が吸う人間に対しての「なぜ吸うの?」というのと同じ。
依存だろうが、惰性だろうが、
喫煙者にとって健康や煙草税のマイナスを聞かせてもなかなか止められない。
むしろ、煙草を吸わない人間のそういったデリカシーのなさに私は呆れます。
「変われる」も同じ。
変われる人間、変われた人間はいいのです。
変われない人間も多いわけだ。
簡単なことではないのです。
年間自殺者32000人はそのなかの人達。うつとかひきこもりもそのなかに含まれる。
うつとか神経症、つまりは心のひきこもりの人達がどれほどの数かはわからない。
通常のひきこもりにあたる人達は100万人を越えているそうです。
それでも、私たちは変わらないといけない。
時代や環境が変化し続ける以上、
それに対峙しても疲弊しやがて倒れてしまいます。
変身ライダー777(3)