さては満州玉手箱
満州で国策「阿片」事業が行われていたことは
既に記事にしました。
同時に様々な研究も行われていた。民俗学の研究以外に、
「科学」も大いに研究されていた。
楢崎皐月という理学者がいます。(専門は電気、かな?)
二十代で国産特殊絶縁体を開発し、当時の電気技術の専門家だった彼は
石原莞爾の知遇を得て満州の吉林で製鉄試験場の所長となる。
昭和18年の頃です。(この頃すでに石原は東条と対立して予備役編入)
それ以前の彼の研究に亜炭を原料とする人造石油を精製があった。
海軍も陸軍も石油を必要としたのです。
それもあって海軍は山本五十六など上層部がまるごと詐欺事件にあっている。
しかも二度も。「水から石油を生む」なんて与太話に騙された(汗)。
こういった事情が太平洋戦争で資源確保に兵站を伸ばしすぎる失策に・・・
陸軍もそれは同じです。
石原莞爾の『最終戦争論(石原莞爾書簡)』の第四章に
は面白いことが書いてある。
「驚くべき産業革命」として、水や空気からエネルギーを作る。
病を治す。不老不死の医療技術の進歩とかも。
荒唐無稽だと思いますか?
海軍は詐欺に引っかかりましたが、陸軍は自前で研究した。
石原が言った、無着陸で世界をかけまわる飛行機。その技術と燃料は、
原子力じゃないですか? 遺伝子工学やバイオ技術のことをいっている。
いや、もっと凄い。現在の科学の一歩二歩先までのことを。
楢崎皐月はそんな研究をしていたのです。
それと関連して、それとは別に
ドイツの天才科学者が満州にいた。
ヒトラーが「自分が死んでも、この男だけは保護しろ」と命じた
ラインホルト博士だ。
その助手に神坂新太郎という若者がいます。
神坂をよんだのは甘粕正彦でした。この話はまた次回。
まず、楢崎皐月だ。
彼はこの地で、不思議な現象と不思議な話を聞く。
不思議な現象は同じ条件の食物が場所によって成長が異なる。
磁場の関係か?風水か?
この研究から波農法(植物波農法)を生み出すのですが、
これは以前記事にしましたよね。
不思議な話とは土地の娘々廟の道士・蘆有三から不思議な茶釜を見せられた。
それは五、六枚の枯葉を燃やしただけで水が熱湯なかわった。
「へへっ、いいだろう。でもやらんよ。これはメードインジャパンじゃ。
欲しけりゃ日本で探せ。」と言われたそうな。
さらに道士はこういう。
アシヤ族なる高度な文明をもつ集団があって「八鏡文字」を創った。とさ
アシヤ・・・茶釜・・・
アシヤ族?