あかんたれブルース

継続はチカラかな

愚か者の船

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福島原発事故処理から東電と保安院の変な関係に憤り、
第一の弊害は官僚の「天下り」と的を絞ったみたのでしたが、
電事連の広告主としての圧力やら
民主党の組合の問題やら
とにかく「利権」によって様々な弊害によるもので
どこか一箇所を治療しても全体に転移しているので身動きとれない。

かといって、それをすべて指摘していっても拡大拡散してしまって
ラクラしてしまうどうにもならなくなってしまう。

それもあって、「利権」を否定しない。としてきました。
それに対して、いろいろ不満もあるでしょうが、
ここで利権を否定しちゃうと最終的に辻褄があわなくなって
自分たちで自分たちの首を絞めることになってしまう。
要は、もっと健全な利権にするしかないと思うのです。

文化大革命紅衛兵みたいに告発・糾弾、パージしても
あまり効果はないとわたし自身は思っています。

組織は、誕生した時から老朽化していくといわれる。
時代には季節があります。
システムとか機構・組織は「服」のようなもので、
最初に仕立てたときはその(時代の)季節に沿ったものでした。

たとえば、終戦の頃は夏服だったのでしょうが、
それが秋から冬に季節が変わったわけです。
その時代時代にあった衣替えも必要なのだ。

それをなにも「革命」とか気張って叫ぶこともない。
急激な社会変革は私達を翻弄し人的な厄災を生んでしまう。
社会変革イコール「革命」というプロセスの発想は古い。とわたしは思う。

昨日、ビンラディン殺害を米国が発表したニュースを知りました。
なんというか、微妙です。
ワイドショーは観ていないので日本のメディアの反応が
どんなものかはわからないのですが、
米国の世論は一様に絶賛賛美している事を伝えていました。
これもまた民主主義。恐いものです。
東日本大震災原発事故は日本の話でしたが、
今後、テロが世界中に蔓延して混乱するのではないかと心配だ。

こういった、力や数とか金の圧力じゃあ解決しないんじゃないのかな。
効率合理性を説くけれど、なんかとっても非効率で不合理に思えてしまう。

これを豪華客船グローバル号っていうとすれば、泥船だよ。