あかんたれブルース

継続はチカラかな

戦争は最高の芸術いうけれど(涙)

ドラマ『坂の上の雲』第三部によせて(2)


い~やあ、旅順攻略といい艦隊映像といい
特撮がうまくできていたなあ、と。

なかでも満州軍総司令部とか第三軍の模様とか
旅順要塞とかのセット(?)
これまで目にしたモノクロの記録写真をもとにしているので
なんかそれがカラーで映像に
そのなかで人が動いていると不思議な錯覚に陥る。

わたしは軍服のことは詳しくないのですが
マニアが観たら喜ぶんでしょうね。
それとも怒るのかな(汗)

第三軍に派遣されていた海軍士官の制服の色に驚きました。

陸軍の夏服が・・・勇壮でもあり、痛々しかったなあ(涙)

戦闘シーン
いわゆる男子が興奮するアクションシーン
これが痛いのだ。
きっと音楽のせいもあるかもしれない。
泣けるよ。

つらいねえ(涙)

時間軸のなかの展開を入れ替えているので
辻褄のあわないところはありましたが
旅順の不毛が感じられればいいんじゃないかな。

100年前、日本の日本人の命の値段は安かった。
それは昭和20年まで続く。
日本には資源がないといわれている。

日本の資源は人間だ。

その人的資源を軽んじる考えはいまだに健在だ。
このドラマの映像を観て
日露戦争を旅順を悲惨と思うならば
現在、毎年3万人を超える自殺者の数は
旅順攻略と奉天会戦のそれとをあわせた数だ。
それが10年続いている。

人命尊重という大義名分ではなく
もっと人間を大切にするべきだと思います。
子供たちの教育もふくめて
成人の生活環境もふくめて

そういうことを強く感じました。

さて、来週は二〇三高地だ、ぞおおお
児玉よ急げ!