あかんたれブルース

継続はチカラかな

執念の人



被害届とは別にお店の店長にも訳を話して
なんとか解決してもらうようにかけあった。
それでも
腹の虫がおさまらない河馬子は友人と
道頓堀のナンパ橋(戎橋)を見下ろす喫茶店の窓から
あの男が現れないかと見張っていたそうです。

男は飲食店オーナーというふれこみの28歳。
しかし、小娘の金を盗むセコイ男ですからそれもどうだか。

ここでお詫びと訂正
前回、盗まれた金額を7、80万といったのは誤りで
新居の家具を買おうと銀行から下ろしてきた
現金17万円の封筒と河馬子の財布のなかの3000円。
通帳には手をつけてなかったとか。
カードで引き下ろしたかどうかはまだ未確認です。
もし、そうだったら河馬子のことですから
もっと騒いでいることでしょうから
たぶん取引停止が間に合ったか?

しかし、18才の小娘の財布の三千円をちょろまかす
飲食店経営者っていうのもねえ(汗)

そういうチャラ男ですから
必ずこのうわっついたナンパ橋に現れるとふんだ河馬子18才。

待つこと2時間・・・


っと、見覚えのある顔。あれは男の後輩だ。
以前、終電がなくなったと泊めてやったことがあったのだ。
友人と急いでナンパ橋のなかほどで後輩に声をかけた。

「ちょっとあんた先輩の連絡先しらへんか」

「誰あんた?」

後輩は河馬子の顔を忘れてた。

どすっ

当身をミゾオチに一発。
失神した後輩を携帯ストラップでぐるぐる巻きの簀巻きにして
河馬子が頭部を友人が足部を抱えて
ミナミの勤務先ガールーズバー「雲助」に強制連行。
拉致したわけだ。


おっと、10分をまわった。
つづく