あかんたれブルース

継続はチカラかな

働けなくなる世界

豚カツと思うな思えばチキンカツ(1)


十年後に、いまの職種の7割以上が
なくなっているといわれます。
それは以前からあった現象です。
否定はできない事実です。
それが加速しているだけの話です。

IPadスマートフォンの登場から
マンガ、雑誌、新聞、書籍がなくなっていくと
出版社、新聞社、書店、駅売店、古本屋、
印刷会社、新聞販売店、図書館、流通関連、
広告代理店、文房具などの関連会社が消滅する。
絶滅しないまでもかなりの規模で縮小するでしょう。
もっといえば、テレビも危うい

近頃話題の3Dプリンターの登場でも
それはいえますよね。
たとえば、歯科技工士とか手に職のはずの技術者も

どんどん便利になって
どんどん人間がいらなくなり
人件費を抑えられるので
企業は積極的に取り入れていくでしょう。
人じゃなくて技術を

なくなる職種があれば新しく生まれる産業、職種も
・・・あるのかなあ(汗)

このあいだニュースで新しい翻訳機が紹介されていた。
ああいうのがあったら英会話っていうのも
あんまり必要ないなあ(汗)

教育関連産業も大きく変わることでしょう。

しかし、いくら便利になって
企業が儲かっても、働く人が少なくなって
納税者が減り、そのぶん福祉などの負担が増えれば
国家は成り立たない。
まさかそれすべてを儲かった企業が補填してくれる
わけではないでしょうからねえ。

これからは、働く場を増やすという政策に
かえていく必要がありますよね。
李氏朝鮮王朝がダメになったのは国民の半数が
働かない貴族(両班)になってしまったからです。

非正規労働者の増加が社会問題化していますが
この傾向は今後どんどん加速する。
その椅子の不足から、余計に熱狂に奔るんでしょうが
はてさてどうやってその高いハードルをクリアさせ
企業のお眼鏡にかなう人材に仕立てるか
なかなか難しいところですねえ。
大卒者が増えて、少子化からほぼみ~んな大卒。
そうなると大学や学部の差別化で、と
考える。が、それでまかなえるものなのか?

時代はジョブ型雇用(限定社員)に変わる。

誰でもできる交換可能の人材ではダメなんだな。
芸能人とかスポーツ選手みたいに
マネージャーがついて
月、火、金は東芝で、水、木は日立
売れっ子は複数の企業と契約して引っ張りだこ
てな具合に、コレっていう職能が求められる。

基礎学力は当然として
なにかコレっていう「売り」が必要なのだ。

時間軸の推移を考慮して
そういうのも考えていかないといけない。
勉強・教育というものの価値観を変えないと
到底ついていけない。

保護者のセンスがためされる。