あかんたれブルース

継続はチカラかな

これじゃあ中国とそうかわらない



まあ、やっぱりということで
マルハフーズの農薬混入は子会社の契約社員
犯行ということで逮捕されました。
が、この問題この事件を単なる個人の犯罪と
して済ませていいのか、考えてしまいます。

わたしはこの犯人に同情なんかまったくしません。

でもさ、この事件には
失墜した企業倫理、モラル、不信感がプンプンだ。
ひと昔前に終身雇用制や護送船団方式が否定され
米国型の能力制が信奉され
リストラが断行され
小泉改革派遣社員や非正規従業員が急増し
結果、従業員と雇用側の絆が途切れてしまった。
それでも日経曰く「企業努力」は横行し
人件費はさらなにカットされて
ブラックという企業が名を馳せて
すっかり信頼関係が失われてしまったのが
いまの世の中です。

そういう状況のなかで
こういう食品テロが起きて
加害者が犯行を起こした企業に対しての
「恨み」を動機としたときに
それを受け取る社会や世論はさもありなん
とどこかで納得してしまいはしないか?

ここにもし、以前の信頼関係が残っていれば
この犯人の身勝手な言い分を真っ向から批判する
厳しい社会があったと思うのです。

いうまでもなくデパート、ホテル、レストランの
食品偽装やまた偽ブランドの販売などなど
ばれなきゃいいとやってるやってる
内部リークだってそのあらわれだったはず。
そこまではいいとしても(リークね)
それが毒物混入という犯罪にまで発展し
恨みを晴らそうというテロに発展すると
これはちょっと不味いのではないか?

こういったトチ狂った人間は昔も今も今後も
出るでしょう。
それを止めるのはイジメをやめさせるのと同じくらい
至難の業ですが
それ以前に企業は襟を正すでべきだと思う。
そして、今後こういった犯罪が起きたときに
言語道断の身勝手な犯行であると
断固、社会が許さない
そういう社会じゃないと・・・中国と同じだよ。

日経新聞
企業努力とはなんぞや