あかんたれブルース

継続はチカラかな

恐い年金の話



先日hitoさんのブログで障害者年金について
紹介していました。
その補足として、ですが
どんな障害であってもその障害の原因とみなされる
疾患の「初診日」が証明できないと
厚生労働省日本年金機構は認めません。
年金をちゃんと払っていても却下。

ではその初診日証明は何で証明するか?
最初に受診してその疾病を告知された
「診断書(カルテ)」となります。
ところが、医療機関では5年以上のカルテは
破棄していきますから
それ以前のカルテは存在しません。
たとえ医師のものであっても
初診日は○年○月頃ではだめなのです。

その他に間接的予備資料として
初診日の「領収書」などがあるでしょうが
はたしてそれがどこまでの効力があるものか
また、5年以上の領収書を保管しているものか?

腎不全からの人工透析は障害者年金が受けられる
ことになってますが
(週3回の長時間拘束の治療が必要)
けれどもこの多くが糖尿病の合併症なので
それを遡ると初診日は5年どころか10年以上・・・
わたしなどは17年も前です。
そんなものないもんね。だから軽く却下。

糖尿病なんて最初は軽いもので、自覚症状もない。
(血糖降下剤)薬をもらいに
通院するぐらいのもので、
よっぽどの知識や(将来の不安)確信がなければ
まさか自分が障害者になるなんて普通は考えない。

ここに落とし穴があるのだ。

要は、厚生労働省日本年金機構
社会保険事務所も払いたくない。
だから、そういう告知も消極的だし
年金事務所の相談員も不親切で事務的なのだ。
払い込みに関しては積極的なのに
いざ払うときには渋るなんてねえ(汗)
渋るぐらいだったらいいけれど
初診日が(カルテがないから)証明できない
というだけで認めないって変な話だとは
思いませんか?
役人の世界ではそれが普通なようです。
それが愛国精神みたいだ。

一度認定されないと
不服申し立ての機会が2回ありますが
それを覆すのは難しいそうです。
最終的には裁判を起こすのだとか・・・
誰と?
厚生労働省
それとも日本政府を相手取って?

馬鹿馬鹿しい。

こういうことが表立ったら
日本の年金制度は一発で信用を失いアウトだ。
野党にリークしたら安倍政権ひっくり返るかもよ。

こんな馬鹿な事務処理よりも
不正受給者とか他に注意すべき点はあるだろに
つまらない役人の粗探しのために
泣き寝入りしてる人たちがいると思うと
ため息が出るね。

また、年金制度が既に破綻しかかっているのも
事実だと思います。
税収を上げてもこれじゃあ無理だよ。
実際に働けない人が急増しているんだから
高齢化だけの問題じゃなくてね。
なんたって、
「国民医療費は過去最高の39兆円 
 内、糖尿病の医療費は1兆2,088億円」
平成24年度 国民医療費の概況(厚生労働省

対して、医療機関はその経営が絡んで
薬を出す出すその飲み残しが年間500億円也。

中国の脅威以前に
薬大国のニッポンは内側から崩壊しかねない。
薬には副作用がありますからねえ。
予算を効率的に活用するとしたら
治療よりも予防に力を注ぐべきではないのか!
清国が滅亡したのも阿片という薬の蔓延から
李氏朝鮮が崩壊したのも両班という(貴族制度)
働かない者たちが国民の半数を占めたことかです。

公務員は働いてはいても
生産性自体はないし、給料は税金だしね。
司法書士も税理士もそういう制度でメシ食っている。
医者だって同じなわけだ。
他人事だとタカを括ってると大変なことに
なりかねない、危ないお話です。
自分にふりかかってきたときにアタフタしないように
覚悟していたほうがいいと思います。
国も役所も助けてはくれませんからね。