あかんたれブルース

継続はチカラかな

俺の背中に聞いてくれ



最近、うれいを身につける馬ちゃんです。

おもえば、小学校のときから
通知表には判で押したように
「やればできる」「落ち着きがない」
人だったのですが、五十を過ぎてようやく
落ち着きがでてきたようです。遅いか?
ま、やってもできないけどね(汗)

このうれいの原因のひとつに
看護士連中の態度、受け応えがあると思われる。
ときどき思いもよらないとんでもない答えが
返ってくるときがある。
「人を年寄り扱いしやがって」

ま、考えてみればわたしのクリニックは
わたし以外、患者はみ~んな年寄りだ。
50代はわたしくらいじゃないかなあ。
その50代が特に若いわけではないのですが(汗)
そういうえば以前おふくろが怒ってたなあ
病院の看護婦が年寄り扱いしてバカにすると。

確かに、年寄りは話は長いしあっちこち飛ぶし
的を射てないし理解していらない。ボケる。
対して、
そっちはそっちで仕事だから忙しいし
効率よく片付けていきたい。
かといって身内じゃないし仕事だから
邪険にはできない
それで諭すように子ども扱いしてしまう
気持ちはわかる。
でも、それで年寄りが不満に感じてないなどと
思うなよ。

ま、自分のことだったらね
ああまたいつも論法かよめんどくさいナースだな
と軽く往なしたり突っ込んだりおちょくったり
しますが、ときどきうっとおしくなるよ。
みょうなお決まりのマニュアル会話術や
責任回避、予防線、セコイ意表返しなどなど

それがわたしの左右の爺さんと婆さんに
対する看護士の対応が耳に入ってくるので
たまらないんだよね。

透析中は暇だから婆さんは話したくて仕方がない。
ちょっと話しかけると止まらないんだな。
それにいちいち最後まで相手なんかしてられない
っていうのはわかるよ。
でもさ、最後どころが、話の二分三分で
話を遮って一方的な物言いで締める言い口は
なんか聞いてて嫌悪感をおぼえるよ。
当人らは事務的に処理してると割り切っている
のでしょうが、なんかねえ
もうちょっと工夫はないものか?
これも才能なのかなあ
それとも能力?

医療・介護・福祉の仕事と水商売に共通性が
あることを教わったものですが
これらは水商売では通用しないだろうねえ。

介護士だけでなく医療事務やら栄養士など
さまざな職種、資格があって
そのなかで仕事しているわけですが
少子高齢化の環境のなかで
コミュニケーション能力というのには
もうすこし磨きをかけるというか
劣化を心配りしておかないと
その迂闊や思い上がりは後々手痛い目に遭う
と思うのですけどね。

じゃあお前が隣の婆さんの話し相手になってやれよ
といってもねえ、なんかそんな元気もないし
そうやってわたしは益々うれいを身につけていく
わけさ。

惚れるなよ