あかんたれブルース

継続はチカラかな

あきらめの良し悪し

子育て日記最終章 (2)


成長する、ということは
身体と、知識吸収経験を積んでの知的成長
だけでなく、(社会)共同体への順応
というのもあるものです。
子供達の反抗期とか未成年者のそれも
そのなかにあり、
共同体への順応は自己の埋没と考えてしまう
その反抗でもあったりする。
たんなる自己顕示欲だけではなく
このときのアイデンティティーの確立
という課題はそうそう簡単にはいかない。
そのまま成人してからでも宿題となって
先送りしてもいつまでもついてまわってくる。
一生ものの課題だ。

下手に横道にそれる以上に
変に物分りよく割り切ってしまうと
後々抜き差しならことになりかねない。
それにいつ気づくか?
早ければ早いほうがいいですし
気づかなければそのままずっと気づかないほうが
本人さんのためにはいいのかな?

後悔しない人生

そりゃそうだけどね
そうできたら誰も苦労はしないよ。
そう言える人の心根がソラ恐ろしくもあるけどね。

寅さんは奮闘努力の甲斐もなく
後悔ばかりの
今日も涙の陽が落ちると歌っておりました。

良識があれば人にいうこともなく
後悔する反省するのが普通の神経ではないのかな。

それでも、
夜中にふと・・・未熟だった頃の
嫌な思い出が脳裏をかすめるときがあります。
そのまま過ぎるだけだったらいいのに
その理不尽なあの場面で
なんで上手く対応できなかったものかと
思ったら・・さあ大変。
今だったこう言ってやるのに
ああやったのにと妄想はどんどん膨らんでしまう。
自分で居座らせてしまって
目は醒めるし興奮して血圧も高くなっちゃうよね。

そういう後悔だったら
しないほうがいいかもしれない。

結果云々の以前に
その決断は熟考したがいいよ。
そのうえでの失敗だったら
あきらめもつくものです。

夢を否定するくせに
あきらめも否定する風潮がある。
あきらめることも大切な行動だ。

引き際というか
一番難しいのは進退だと先人は教えてる。