あかんたれブルース

継続はチカラかな

いざとなったらタマをだせ



昨日の記事で、
「因果はめぐる糸車」なんてえのを
引っ張り出した引き出しは
NHK人形劇『新八犬伝』(1973年4月~1975年3月)
からでした。
わたしと同年代の方々には忘れようと思って
忘れられないトラウマ的作品。
「我こそは玉梓が怨~霊ううううう」
という不気味な声が夜中の和室にこだまする。
「イザとなったらタマを出せ♪」
というフレーズを噛み締めて
強く自分の股間を握った人は多かったはずだ。
こんな感じ
https://www.youtube.com/watch?v=nd01lLmzbmU
琵琶の弦の響きが痺れるの~う
原作は滝沢馬琴なんとも古風な題材に
あの頃の少年少女は夢中になっていたんですね。

そんななかの一人だった
紅顔の美少年のわたし、だったのですが
スタート当時からどうも困惑するものがあった。
それはオドロオドロシイ玉梓、なのですが
もともと悪女毒婦だった彼女を城主里見義実が
なんの理由だったか忘れました温情で助けると
いったのを忠臣金碗大助が断固反対して
玉梓の首を刎ねた、その結果
玉梓は怨霊となって里見家にタタリを・・・
という筋書きでしたよね。
こわ~い玉梓の怨霊なはずなのに
なんか不憫でね。その後も邪悪の根源扱い。
だいたいが金碗大助お前の問題もあるだろう!
剃髪したくらいで水に流されものなのか?
なんかね。腑に落ちないわけだ。
きっと玉梓と重ねた舟虫という毒婦の
毒牙にやられたか中坊(汗)
こんなんじゃ毒婦にみこまれたら最後
一発で餌食になっちゃうタイプだね。

わたしら昭和34年組は中学から高校だったので
失恋するやらバイクにギターに殴られるやら
テンヤワンヤで後半結末は観ていない人も
多いのではないかな?

で、最近 You Tube で『新八犬伝』の最終回を
音声だけですが、聴ける機会に恵まれました。
八犬士? UFOに乗ってどこかに飛んでいったよ。
そんなことはどうでもいいんだ。
で、そこで金碗大助が玉梓に詫びて切腹
それによって玉梓の怨霊は成仏するというので
わたしの方は一件落着。

なんか四十年ぶりに喉奥に刺さった
魚の小骨が取れたような気分だった。
しかし、人の恨みとか怨念は
たとえ温情であってもそのギャップによっては
とんでもない遺恨をうんでしまうものですねえ。
韓国や在日コリアにもそれはいえるのかな
桑原桑原
こういった負のスパイラルは一刻もはやく
断ち切ったほうが双方のためにも
いいのではないでしょうか。
宮崎さんそう思わないか?