あかんたれブルース

継続はチカラかな

ローガンにやられた。

サイド紫煙リターンズ(1)
『LOGAN / ローガン』(2017)

ツレに映画に誘われて『シンゴジラ』以来の
劇場鑑賞となりました。

マーベル・・・ホーガン? 
X-メンシリーズのスビンオフ・・?
まったく知らない興味が湧かない分からない。
どっちかといえばカリビアンパイレーツのほうが・・
なんか劇場公開が最終日だそうで
泣く子と地蔵にはかないません。
おんぶして梅田の小劇場に行ってきましたよ。
予備知識、期待まったくゼロ白紙の付き合いでした。
いや、この手のモノに偏見はあったんでしょうね。
マジでハルクホーガンに変身するのかと


それが・・・

じわじわ・・うるうる・・・大変な事態に陥り
最後は嗚咽しそうになるのを必死に堪えていた!
話が違いじゃないか! アメコミなんだろう?
残忍な殺戮シーンはてんこ盛りバイオレンスアクション
なのに、この涙と鼻水は何故、何処から、
いったいどうしちゃったのわたし。
リチャード・バートンの『空雪の太陽』のようだ。

切ないのだ。

老いてかつての力を失い、傷だらけの戦士。
もうぼろぼろ(涙)
「俺が愛した人は傷つく」と嘆きつつも
それでも、彼は立ち上がり戦う。
愛する者のために。

ミュータント、人造物なのに
彼らのヒューマンな思いには胸を熱くさせられる。
ローガンと娘と老人
擬似家族のロードムービー
乗り遅れたあのスキンベッドの最期も良かった。

予備知識なくとも
この一作だけでも十二分に
最高傑作の称号が与えられるだろう。
評価は100点満点です。