あかんたれブルース

継続はチカラかな

FF Xから葉隠れ、横審委員の切ない伝言

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 昨夜、なにげにKちゃんがやっているTVゲームを眺めていて、
 不覚にも泣いてしまった。

 FF X 所謂、ファイナルファンタジーの10ってやつです。

 ここひと月半ほど、義弟が途中で投げ出したソフトを借りて
 やっていたのは知っていましたが、私はさほど興味はなく、
 「なんかCGすごいねえ」ぐらい。だった

 場面は最後のクライマックス。

 主人公の男の子・ティーダとヒロイン・ユウナの別れ。

 なんとこの主人公は違う世界、あの世の人でした。
 
 こういった「霊界もの」の添えない愛とか別れは切ないですねえ(涙)。

 『異人たちの夏』も『地下鉄に乗って』もそこに琴線がある。

 エンディングを眺めながら、ふと

 『葉隠れ』の「忍ぶ恋」を噛みしめる。本当の愛をそういう風に咀嚼した武士道。

 横綱審議委員の内舘牧子は
 「愛しすぎるたら愛は死ぬ」と言い、「愛しすぎなくてよかった」と胸を撫で下ろす。

 愛し過ぎたら愛は死ぬのだろうか? 過ぎれば綻び破綻する?

 だから過ぎない間合いが大切。
 「都合のいい女」だった彼女が身勝手な男と決別して、出した答え。
 これはこれで悲しくもありますが。

 永遠の愛は永遠の別れにあって想い出の中にしか存在しえないとすれば、
 琴線の奏でる切なさの理由はそれなのでしょうか。




都合上、内舘牧子の写真はアップしませんでした(汗)。