あかんたれブルース

継続はチカラかな

頭の良さの三大要素と行動力の必須

情動の知性(5)コミュニケーション能力(廿七)



 本当の頭の良さを宮城谷昌光は観察力と喝破しました。

 その観察力には洞察力が含まれるとして、
 私はそれに「想像力」と「集中力」を加えたい。

 観察力(洞察力) 想像力 集中力 の3つが知性の三大要素ですかね。

 これを心の知性・コミュニケーション能力のひとつの結論とさせてください。


 日本の教育は暗記が中心ですからね。まっ、集中力は必要ですが、
 応用が利かない。
 マークシートだからよけいになんでしょう。合格すればいいんだから。

 欧米では頭の善し悪しを遺伝学的に解釈しているようです。
 頭の良い両親から生まれる子供の頭の善し悪しを比率的に統計化している。その逆も。

 それもどうだかね。

 遺伝というよりも環境に左右される度合いが強いと私は思います。

 そのなかで集中力は個人的な能力と判断しますよね。

 これは訓練によるところが大きい。

 別に、薪の下で寝たり、滝に打たれるようなものではありませんよ。

 好きこそものの上手なれ。って言葉があるように、
 好きなモノ、興味があるものならば、集中するものです。
 そういうものを見つけられるどうかがカギなんでしょうね。
 子供にも自分にも。

 読書はその意味で集中力の訓練にはなります。
 体調の善し悪しや興味のあるなし、作品の出来不出来で大きく影響されます。


 また頭の良さが考え過ぎてしまうというのも間違いです。

 観察力のなかの洞察力があれば、問題の本質を把握することが出来ます。
 閉塞感や心の迷宮に迷うことは決してない。
 それは観察(洞察)力が欠けている。若しくは失調状態にある。
 
 それは想像力に繋がって行動に現れる。

 3つの知的要素は行動によって形になって現れます。
 行動には勇気が必要です。
 「知性なき行動は蛮勇となり、行動なき知性は机上に終わる」(馬太郎)

 また、守ってばかりいては絶対に勝てない。
 マージャンで安全パイを最後まで持っていては上がることは絶対にできない。


 さて、コミュニケーション能力も煮詰まって(決着間近)きましたので、
 ここでいくつかのケーススタディの紹介をと考えています。
 以前途中で放り出してたマー君とか新しく書庫を作って再開します。
 山田風太郎風にやりますから、騙されないように気をつけてね(笑)。