あかんたれブルース

継続はチカラかな

わたしの真贋



昨夜、久々によし姉さんと電話で話した。

「なんや馬ちゃんのブログ難しくなったなあ」

と苦言をいわれた。
悪い悪い、去年あたりから近現代史に特化させて
以前のようなおバカな与太話はひかえているんだ。それにいまは
革命騒動に染まっちゃっているしさ(汗)

よし姉さんとは長い。かれこれ四年ぐらい続いてるからね、
最古参組じゃないかな。
わたし自身があんまり出歩かなくなって、不義理をしている。
「半年以上ご交流のない方はお気に入り登録を外させていただきます」
とされれば、八割がたが消えてしまうことでしょう(涙)

それでもこんなわたしでも付き合ってくれる人たちがいる。
で、これは引き寄せの法則なのかもしれませんが
わたしの好みという点でひとつの傾向というか特徴があります。

彼らはみんな癖者というか、ある種の少数派である。
一番人当たりのよさそうな、つ〜たんからし
一番の曲者かもしれない(笑)

とにかく、そういうクセのある奴が好きなのです。
男でも女でもアウトレットというか「ワケ有りさん」が好き。
変な趣味でしょう。昔、サチコさんに「変態!」と言われた(汗)。
(サチコさん、あなたもそのなかに入っているんですよ(涙))

で、こいう趣向というか好みが、わたしの「真贋」じゃないかと思うのです。
なんというか、欠点のほうが目に付くのですが
そういったなかに「真」を感じてします。
反対にあたりが良いとかバランスの良い人は苦手かも(汗)
どっか自分自身屈折しているのかな、いやそうじゃない。
そこに「真」を捉えて離さない、執着があります。
くちあたりの良いスコッチじゃなくて、
癖のあるアイリッシュウイスキーにはまるってやつで、
常識人からみれば、正露丸芋焼酎に入れてお湯わりで呑んでいるような
好事家にみえるかもしれません。

君達はエキセントリックな正露丸なのだ!

そういうのがわたしは好きなの。

で、そのなかで一番。リスペクトしているのがルイちゃんです。
わたしの軍師というかパートナーですかね。
この間のロの字騒動でも彼女の指示に従った従順な馬太郎でした。
わたしが悍馬なら彼女はジョッキーかもしれない。
わたしがポニーなら彼女はおサルさんです。

この記事に関しては
一応、嘘は書かないという約束で本人許可はとっているから御安心を。


ルイちゃんは、おサルさんです。

山の上に棲んでいます。
上なのにそこは「テ
イヘン」なのだ。

本人はリスだといいましたが、おサルです。

木に登ります。

彼女の家の庭には無花果の木やグミの木や
アケビやブルーベリーやプルーンとか
ルイの庭にはなんでもある。食いしん坊なのです。
ないのはバナナとパイナップルとか南洋の果実だけ。
山は寒いのです。
食べられないのは欅の木だけです。
これも食費を抑える貧乏人の叡智なのだと思います。

ルイちゃんはとても貧乏です。
絵に描けないほどの貧乏です。なんでこんなに貧乏なのか?
不思議なくらい貧乏です。とても返済しきれない借金もある。
自慢になりませんね(汗)

それでもだからこそエンゲル係数が高い。そして炭水化物が好きです。
でも炭酸飲料は苦手です。
お好み焼きをするときは、裏山に山芋を掘りに行きます。

長靴を履いて、スコップもって
穴を掘ります。勿論、他人の山です。
結構深く掘るけれど山芋はゲットできなかったそうです。
そういう話を聞くと可愛いと思いますが少し悲しくなります。

エアコンなんかありませんから
夏は熱くて冬は寒いのだ。エコなのだ(笑)
それを見かねたまゆちゃんがダンボールいっぱいの衣類を送ってくれたげど、
ルイちゃんはチビッコなのでブカブカで外にはとても着ていけない。
多分、今日もパート先のスーパーで破棄処分にされる食材のことで
店長やチーフと揉めているんだと思います。
捨てられていく食材への執着は、それで家計が助かる云々の狭い了見じゃない。
それも少しはあるでしょうが、
彼女の想いは世界の貧しい子供達のことにある。

ルイちゃんの夢は
大阪のお見合いパーティーに参加してオヤジを誑かし
安心と安定の老後をゲットしようなんてことじゃない。時々過ぎるようですが(汗)
下の娘が独立したら、国際ボランティアとして何かの貢献をしたい。
ということです。

わたしの真はルイちゃんです。

欠点だらけで、ひねくれてて、すぐいじけるし、あきらめやすい。
いっつもババばっかり引くアンポンタンですが、
なんというか清いのだ。
なぜなんだろう?
その失敗の理由に彼女の誇りや優しさや誠実さがある。
弱さはあるけれど、卑しさはない。
知識や見識はないけれど、狡くない。
なんというか、魂の輝きが眩しいのだ。コールド負けです。

幸せってなんだろう?
豊かさってなに?
平和ってどういうことだろう?

そういうことをルイちゃんと話します。
ときどき、ハッとする言葉が彼女のくちから零れます。

それを掌で受け止めるわけだ。
その福音を伝えるのがわたしの役目であると思うし、
できれば彼女の夢を叶える手伝いをしたいと誓いました。
それがわたしの革命であり、それはとても小さな革命です。

わたしにとっての真はルイちゃんです。

その真を寅屋とつ〜たんに紹介したかったのだ。
恥ずかしがり屋なのでたぶん買い与えた天津甘栗を剥いて頬張っているでしょうが
それは、おサルさんでもリスでもなくて野人でも原人でのなく
黒い長靴がよく似合う鮮魚売り場のパートのおばちゃんだけれども
馬太郎の真贋の真であることを知ってほしかったのだ。