あかんたれブルース

継続はチカラかな

オタクが日本を救う

教育改革前夜(3)


頭の痛いニュースが続きますねえ(汗)

昨夜の所さんのダーツの旅「笑ってこらえて」を観ながら
親日派のイタリア人やスペイン人の存在に
心が和みます。

民族、宗教、文化は違っても、日本を
理解して好きになってくれる外国人がいると嬉しい。

彼らが日本に興味をもった動機を聞くと
アニメやゲームの影響が大きいようです。

いまから四年ほど前に、このブログで
オタク文化」の効果効率を
マイナスに捉えるのではなく、プラスに考えてみようと
したのですが、構想だけで実現にはいたらなかった。

この教育改革シリーズで再度アプローチをかけてみます。

昨日の記事で感性教育の重要性を訴えましたが
要は想像力の枯渇が弊害をもたらしている。

普通科改組も時代にそぐわない平均的な社会人を生むだけで
なんとなく大学進学の傾向を拡大させている。

経済的にみて、流通を損ない生産性をともなわない
社会構造を生んでしまっている。
庶務課や総務課だけでは企業は成り立たないのだ。

うちの先代の税理士がこぼしていた。
「俺たちは非生産的な業態なんだよなあ」と。

つまり、クリエイティブではないのだ。
みんなが事務職では成り立たない。
生産性を高めるとは自動車とか家電だけのことではない。

アレックス(レアメタル)が日本再生のキーワードに
「自立」を挙げていました。偉いやっちゃ(汗)

この自立は、日本人の精神的な自立は勿論のこと
食料自給率からエネルギーまで、国家としての
自立をいっている。
消費型経済の問題提議のうえでの打開策としてです。

「日本は資源の乏しい国です。
 が、人材と言う資源は豊富です」

ここまではよく言われ、コンセンサスがとられている。
が、実際にはその人材を活用・流通させていない。
これが問題なのだ。

オタク文化に対して、批判のほうが高かったけれど
技術大国日本の神話に翳りがさしてきたなかで
こういった文化というかソフトというか
オタク(カルチャー)産業の存在は無視できないのではないか。

中国人が日本人を嫌いでなくなった理由に
海賊版ではありますが)漫画やアニメが大きいといわれる。
外務省や政治家がどのようなパフォーマンスをするよりも
その効果は大きかったわけです。

アニメやゲームの弊害だけが露出する傾向が強いけれど
俗悪なもの、だけではないことも確かであり、
世界的に認められる作品は当然そういう俗悪なものではない。

エンターテイメントの国、ハリウッドでもネタがなくなって
日本の作品からリメーク版が生み出されています。
カルチャーをひとつの国家事業として
土建業や自動車、半導体に匹敵するセクターにできれば
いいですね。

だけでなく、クリエイティブという観点から
様々な産業を活性化させ空洞化を是正させたいものです。
人材をもっと活用し流通させることが大事だと思う。