あかんたれブルース

継続はチカラかな

食欲の秋の謎



昨夜のバラエティ番組で偏食女を紹介していた。
唐辛子やお酢やきな粉などじゃばじゃばかける。
わたしは辛いのも酸っぱいの苦手です。きな粉は・・・?

そのなかで、木ノ葉のこが偏食ダイエット失敗経験者として
登場してました。なつかしいねえ。
彼女の失敗は大原麗子に憧れて大人の女性を目指し、
外では牛乳とヨーグルトだけ。
家ではコンニャクで空腹感を満たす。
結果、28歳で更年期障害になり拒食症、そして過食症
の悪循環を繰り返す摂取障害の地獄を味わったそうです。

拒食症は恐いねえ(汗)。
最悪は脳が萎縮して死に至るとか。
そういう友人もいて心配したものです。

ここには「痩せてる=美しい」という
刷り込みというか固定観念に支配されていることがひとつ。
また、地域の気候環境によって辛いものを食する民族性もあります。
南方のほうは甘いものが好きですよね。
タイとかインドネシアは甘いのが好き。
台湾や鹿児島もそうです。

辛さや甘さや酸っぱさを極めていく理由には
刺激を追及するのもあると思う。

チョコレート依存症はキスの願望
つまりは欲求不満が原因だと指摘されていた(笑)。

結局、木ノ葉のこを救ったのは切干大根だったとか。
とても栄養価が高くバランスもいいんですね。

明治の頃、脚気という病気が大変な猛威をふるっていました。
特に軍隊で酷くて、これがゆえに海軍は存亡の危機にあった。
原因はビタミンB1の不足なのですが
この頃はまだビタミンが発明されていなくて、
ドイツ医学では脚気を細菌と考えて、日本の医学会もそれを信じた。
なんたって医学はドイツが一番だったのです。

海軍は脚気には麦飯が効果があると考えて
それを実行していきます。
陸軍はそれをやらなかった。
その結果、日露戦争では陸軍の脚気による死者は2万人以上。
対する海軍はほぼゼロです。

陸軍が麦食に切り替えられなかった理由はいくつもあります。
森鴎外・東大医学部の権勢とか、海軍に比べて10倍の組織で
なかなかシステムを変えられなかったなどなど。

兵隊が麦飯を嫌がったってのも大きい。
軍隊に入ったら銀シャリ(米飯)がたらふく食える。
これが大きい。
たださ、米は栄養価は高いのですが、オカズがね・・・
戦地ですからなかなか難しい。

と、ふと、その頃の陸軍のメニューが頭を過ぎった。
たしか、切干大根がメインだったんじゃないか!

また謎が深まった(汗)。