あかんたれブルース

継続はチカラかな

まずはココからでしょう。

I&U研究所(6)


武田さんは「科学的に」と仰るのだけれど
結局、現在の社会は科学的にあるべき理系人が
文系人に呑まれてしまっているわけで
文系偏重の教育制度のせいでもあり
また、理系と文系をタテ割りで分けてきた
ことにあって
学術が細分化されたなかで
あまりにも専門性だけが特化しすぎて
それは数的な絶対値であり
その文系のなかに「経済(学)」というものが
その頂点に君臨している。
それに抗えない理系人の体たらくじゃないか。


経済とは、もっとも低いコストで
もっとも大きな利益をあげる行為です。

しかし、はたして
それが合理的で、効率的なものなのかどうか
はなはだ疑問なのだ。
この疑問は中学生でも理解できるはずだ。

理論は出尽くしていると思う。
あとは論理的にそれを実行させる。

科学的に、というのであれば
それを科学的に立証しないといけない。
話が上手いのと面白いの違いはそこだと思う。

人間の本性と本能とは違う。

まず、人間の本性は「過剰」を求めるにあり
それは「壊れた自然」であること。

まず、そこからだと思うけどね。

多様性はあってもいい。
生命の多様性をいかに保全するかは
動的平衡つまり、
絶え間なく消長、交換、変化しながらも
一定のバランスがとれていることだ。

いま、問題なのはそのバランスが崩れていて
不自然だってところではないでしょうか。

クリエイティブという観点から
たとえば家とか造るにしても
カナヅチの専門科だけじゃ家はできません。
ノコギリもいるしカナ尺もいるだろう。
カンナもいるわな。
それがすべて使いこなせて大工さんだし
それでも左官屋も畳屋も瓦屋などなどがいて
ようやく人の住む家ができるわけです。

一級建築士だけがいくら図面(事業計画書)を
引いても作る人も住む人もいないんじゃ
だめじゃん。
文句ばーっかりつけてるんじゃ何も始まらない。
それでも生きてこれてるのは
先人の財産のおかげなのですが
それも枯渇してきるわけです。

では、まず
なにから手をつけるべきか

「教育」しかないんじゃないかなあ
子供だけじゃなく、大人も。