あかんたれブルース

継続はチカラかな

有田哲平の壁



年末番組だったか正月番組だったか
とんと記憶が定かではありませんが
今年一年をふり返る企画で芸能スポーツ界の
著名人が登場してイジラレル番組があって
まずマツコデラックスが出てたので
ニヤニヤしながら眺めておりました。
マツコは出始めの頃は恐くて
この線から出ちゃいけないよみたいな
存在でしたが、最近はとても好意的に観られる
ようになった。なんかわたしにとっては
超まともにうつるのです。

そんなマツコの大ファンで自分からナンパした
という元宝塚女優の天海祐希がゲスト。
二人は飲みながらおばさんの会話に興じるんだとか。
そんな天海祐希有田哲平がツッコミを入れる
のですが、これが外しまして
それもくどいというかボーダーを踏み越えた。
有田はよくやるんですよね。

ところがその時、天海祐希は隣にマツコが
いたこともあって、イラっとした。
そりゃするでしょう。わたしだってしたもの。
マツコだって内心舌打ちをしたはずだ。
で、逆襲!

上田が慌ててフォローして笑いに変えてましたが
番組収録後、上田と有田の間で反省会が行われたか
どうか、それはわからない。

くりぃむしちゅーは人気でいろんな番組の
MCを担当していますが、その安定感は
断然上田です。
有田はそれにおっかびさっている感がある。

その点を本人はどう考えているんだろう?

わたしが有田のこの九州人らしからぬ
芸風が鼻についたのは
昨年の上半期だったかのNG集特番で
柳原可奈子を泣かせる放送事故のようなNGが
あった。笑えないとても痛いNGだった。
こんなのよく使ったなあ・・・と
製作者側の見識を疑うよ!

発端はモノマネ新女王福田綾乃の
レギュラー獲得宣言に
タカアンドトシが囃し立てことですが
その主犯格は有田だった。
タカアンドトシはそれに乗っかるカタチで
共犯ではあるけれど、まあ付き合った感。
あの流れだとしょうがないわね。
福田綾乃も迷惑したと思うよ。

プロ芸人らしからぬと柳原を批判する
見方もあるでしょうが、そこはやはり
有田の「立ち位置」の曖昧さにあると思う。
上田もフォローしきれない。
いや、だ~れもお手上げだ。

これを有田が別にいいじゃん
なんて開き直ってしまうと・・・まあ先はないね。

もともと、間合いとかボーダーを
無視する芸風は今時のトレンドなのかもしれませんが
それでも有田の場合はドが過ぎる
たけしだったら絶対にやらない。
ダウンタウンでもやらないんじゃないか?
石橋はやるかもしれませんが(笑)

有田は九州出身なので
九州人らしいデリカシーをもってほしいものです。

と同時に、なんでもかんでも笑いにする
いまのノリって変だと思うよ。
それを助長させているのが
たとえそれが痛い笑いであっても、
それを考えさせる間を与えない
効果音のスタジオの笑い。

神経どうかしてんじゃないか?

そうだろう、マツコ
お前だったらわかるよね
この不愉快。