あかんたれブルース

継続はチカラかな

朝の甘いカンフル剤



オレがむかし絆だった頃
妹はなずなで
付き合ってるか彼女は横綱だった。
わかるなかなあ

3.11以来、絆が持て囃されて
すっかり軽くなったっちまったのさ。
アメリカ映画で家族の絆を謳いあげたように。

それでも、NHK朝ドラの『まれ』に
ようやく馴染んできました。
この血のつがらない二家族の絆というか
擬似家族という設定がいいなあ

でね、爺さん役の田中泯が良い。
これまでは正体不明とか気難しいとか
ほらたとえば『八日目の蝉』の写真屋とか
そんな役が多かったと感じていました。
が、『まれ』では人間味がある。
なんかやさしいのだ。
難しい父性の在り方に「こんなんもんじゃん」
みたいな感じで・・いいね。
今日も家族会議で居眠りしてたよ(笑)
上手い演出だわさ。

魔性の女といわれた田中裕子の婆さんも
スタート時は難しい役どころでしたが
ようやく本領発揮でしょうか。
この二人の演技に目がはなせません。

二人がまれ一家の家族争議に
お酒用意して並んで観戦には笑った。

朝のBSでは『あまちゃん』再放送をやってるので
『まれ』と二本立てで楽しんでいます。
なもんでこのふたつのドラマが重なってしまう。
オープニングから東北と北陸
海女とうるし、東京と地方・・・まめぶとケーキ?

そして、絆。

その目論見にまんまとのってしまう
心地よさがある。
朝っぱらの目覚ましは苦いコーヒーよりも
こういう笑いがいいね。

オレがむかし絆だった頃
上西小百合は浪花のエリカ様だった。
それは関西にも沢尻エリカにも失礼だ。
言葉が軽すぎなんだよ!