あかんたれブルース

継続はチカラかな

悪夢の毒々マンモス

I&U研究所(10-最後の聖戦・2)


ローマ帝国の滅亡
鉛中毒が原因のひとつだったって話、
聞いたことある?

それは下水道などの水道管からというよりも
鉛を主成分にした甘味料の(直接)摂取と
考えるほうがいいみたいです。
また、『食品偽装の歴史』という本では
古代ギリシャやローマで既にワインにコクを出すために
鉛を混入させていたいう記録も紹介されている。

日本人が大好きな河豚ですが、
あれ毒ありますよね。しかも猛毒だ。
ところが、「通」はその毒の痺れる感じがたまらない。
だから死なない程度に好んで摂取してびーりびり

毒って危険なのですが魅力的で美味なのだ(汗)
私たち喫煙者も毒と知っててニコチンを求めてる。
酒だって毒といえば毒、百薬の長といえば部長補佐
鉛だって亜鉛は精力剤とかサプリとして必要な栄養素。
ただし、なんでもそうですが摂り過ぎはヤバイ。

それでも鉛の毒性は広く知られている。
にもかかわらず、それを嗜好する
まさに毒婦のような・・・

鉛と双璧をなす悪女に水銀があいます。
これも毒だってことは小学生でも知っている。
宮廷の美女達が用いた白粉子にはこの水銀が
入っていたので、これが毒殺の凶器となります。
血塗られた天皇家の暗殺劇の主役だ。

しかしこの水銀も不老不死の妙薬とか
梅毒治療に用いられていたとか
まさに毒と薬は紙一重だ。
使用上の注意、容量をお間違いなくぴんぽん
なのでしょうけどね。

農薬っていうものは害虫にとっての毒薬ですよね。
害虫にとって毒なら人間にも毒だよ。
(その逆はないかもしれないけれど)
しかしさ、ほんの30年前、西東京の農家の親父は
「農薬は薬じゃないですか!」と
バカなことをのまたっていた。薬だから安全だって
本気で信じていたみたいです。

ひとつの国や民族が衰退し亡ぶのは
なにも戦争だけじゃない。
あの「元」のモンゴル民族が衰退したのは
梅毒のせいだっていいます。
第一次大戦の人的被害は戦闘以上にスペイン風邪
(死者4,000~5,000万人)だったといいますからね。
清国の滅亡をはやめたのはアヘンだった。
といって異論はないでしょう。

世界的には人口増加と食料不足という
大問題を抱えている。
しかし砂漠化や土壌荒廃は着々と進行中
南極北極の氷が解ける云々の次元じゃない。
かと思うと少子高齢化問題だ。

日本女性の(妊娠した場合)約45%が流産を経験。
無事に産まれるケースは約55%というデータ。
母子手帳を受け取った女性の事例数での統計)
この数字・・・どう思う?
なんでこうなるのか・・・
身近に(産婦人科の)医療関係者がいたら
聞いてみるといい。
内情は大変なことになってるみたいですよ。
流産とは別に不妊もあるし、
また障害児の出産率も高まっているそうです。
これ、女性だけでなく男性の側の問題も
当然あるわけですよね。

私たちは知らず知らず
毒を摂取してるんじゃないか?
そういう「物質」が体内に蓄積された結果が
これであり、アレルギーや健康被害疾患の原因
ではないのかと考えるのは発想の飛躍?

いまの農法、
つまり化学肥料と農薬に基づく農法が
猛威をふるいだしたのは
1945年の第二次世界大戦後の
世界的な食料不足に端を発している。
ロックフェラー財団が主導した緑の革命(高収量品種の導入や化学肥料・農薬の大量投入、灌漑など)により穀物の生産性が向上し大量増産を達成。

これが1960年まで続いて
アトピーなどのアレルギーが出だしたのが
1970年からです。
農法だけでなく、食品添加物や公害の歴史を
なぞってみるといい。
不自然なほどに一致しますから。
それに精神疾患も加えてもかまわない。

原因はひとつではなく複合的ではあるかも
しれませんが
生活環境と摂取するものつまり食べ物が
関係していることは確かだと、思う。
思わない?
思わないほうがどうかしてるよ。

年寄りはもういい。
好きなものを食って結構。
たださ、子供とか若い世代には
安全なものを食べさせたよ。