あかんたれブルース

継続はチカラかな

#邦画

腑抜けたエンディングは許さない。

予感はあたったのです。 先日借りてきた『桐島、部活やめるってよ』に 懐かしい『サード』を重ねてしまった。 とくれば、きっとこの 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』は 『祭りの準備』ではなかろうか、と 勝手な予感がありました。 これ、わたしの自論の…

寅さんとリリーの物語

アレックスが寅さんを観たことがないという。 当然、寅さんとリリーのことも知らない と思ってYou Tube から画像を切り張りして 寅さんとリリーの物語を作ってみました。 https://www.youtube.com/watch?v=KZBiUrYY0io https://www.youtube.com/watch?v=amY5…

市っぁんに学ぶ 間合いと線引き

えーっ座頭市シリーズから初期のものを順に 続・座頭市物語(1962年) 監督:森一生 新・座頭市物語(1963年) 監督:田中徳三 座頭市兇状旅(1963年) 監督:田中徳三 を観ました。 この前半の作品で市っぁんの生い立ち経歴が だいたいわかるようになってい…

寅さんに学ぶ 男と女の瀬戸際と契り

寅さんをネタにして語ったりしてますが ゆうべトリックスターさんの寅さん記事 「寅次郎あじさいの恋」と、いしだあゆみの後悔。 http://blogs.yahoo.co.jp/trickstar2003jp は実に興味深く考えさせられるものでした。 この作品は数ある寅さんシリーズのなか…

やくざはつらいよ

昨日はBSから 『やくざ戦争 日本の首領』 『男はつらいよ 寅次郎の縁談』 と邦画三昧でした。 日本の首領はシリーズ第一弾 そのまえ日本の仁義なってありましたが 制作者側はこれを華麗なる一族とゴッドファーザー みたいなものにしたかったようですね。 東…

極悪人始末記

先日の記事で 「悪い奴はそうそういない そのほとんどがセコイ奴である」 なんて気の利いたこと言いましたが 昨夜、座頭市のリメイク勝新版(松竹1989年) を見直しましてそのほとんど以外の極悪人について 考察してみたところです。 ま、テキストとしてコレ…

卑怯者の正論

病室でどんな映画を鑑賞してるかというと 邦画、時代劇、座頭市なのであ~る。 『座頭市海を渡る』 久々に小学校以来の再鑑賞となりました。 なかなか素晴らしい。 安田道代(大楠道代)が良いです。 沓掛時次郎と真昼の決闘を足して2で割ったような 感じで…

居酒屋兆冶は許せない

人が心に思うことは誰も止めることはできない・・・ 『居酒屋兆冶』三度目の感傷。 このブログでも三度記事にしたのではないかな。 わたしは、この作品が大嫌いだ。 大原麗子が演じた「さよ」というヒロインが 可哀想でつらく救いようのない作品だから 若い…

名作傑作だろうがダメなわけ

モラハザ(4) 昨夜、九時過ぎだったか 幸子から『自虐の詩』(業田良家原作の映画) やってるよとメールが届きました。 「ちゃぶ台ひっくり返して最悪な映画。 でもいいたいことが伝わる映画」 返信は 「そうですか。原作で読みました。 いいたいことが伝わ…

愛で騙して

愛について(3) ピカレスクロマンのお題目は 「愛、友情、裏切り」と相場は決まってる。 内田けんじの作品『アフタースクール』は まさにそれだ! が、はたしてこれが「悪漢」の物語なのか? この作品のキャッチフレーズは 「ヒドイ奴、悪い奴、いい奴」だ…

ラ・メールの涙

『コクリコ坂から』を観た。 一年半ぶりだったけど なんだろうねえ、好きだわあ ノスタルジックといえばそれまでで 1970年代以降生まれの人にはなんのこっちゃい となるのだろうか、それとも・・・ 隣で息子が不思議そうに、 それでも興味深々で観てました。…

人体実験失敗

映画が好きで、わたしはだいたいが 耳学問の他は映画で多くを学んだものです。 中学二年からでしたから かれこれ39年ぐらいかな。 上京してからは日本映画にどっぷりでした。 でね、今年の8月終戦記念日頃に『人間の条件』をやってた。 第六部まである大長編…

悪魔のキューピー大西政寛の絵

8時だよ全員アスペルガー!(3) 映画『仁義なき戦い』の第一作で アンナパパが演じた悪魔のキューピーこと 大西政寛は http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/18359994.html こんな可愛い顔をしていました。 大変な問題児で小学校時代からまったく授業を受けない…

有馬記念の有馬さんが火付け役

村山さん、弾はまだ残っとるがよ(17) 美土路と酒井の会話 「兄貴、この度国会を襲撃してクサレ外道を殺っちゃろう 思うちょるんじゃが、どがなもんじゃろうか」 大日本正義団総裁酒井栄蔵はこのクーデターで 浜口内閣を総辞職に追い込み宇垣一成陸相を首班と…

銀が泣いている

ちょっと番外で 昨日、阪東妻三郎の『王将』を観てえらく感動した馬太郎です。 これで二度目の鑑賞でしたが、ストーリーはほぼ忘れてました。 いま、ウィキぺディアで実際の主人公阪田三吉と重ねてみて ひとしお感慨深く、たそがれいる。 そう映画と差がなさ…

やさしい人

「あなたってなぜそんなにやさしいの?」 「そんなことないよ。でも君に対しては特別かな」 「そういうあなたはいつできたの?」 そんなことを問われた。 一昨日の晩にBSで『蒲田行進曲』がオンエアされていました。 懐かしい。しかし、30年前の作品だって…