あかんたれブルース

継続はチカラかな

#邦画

三本目で撃ぽつ、広島弁があいどんのー

なははっ昨日の『ローマの休日』で 息子がすっかりオードリーに魅了されたようです。 綺麗な人だったなあ・・・と ああいう美しさって今時はちょっとないもんね。 オードリーのことは中学生のときに 英語の授業でその人となりを紹介されていて 知ってはいた…

仁侠映画の草分けに一本筋の感謝の念

ちょっと前にBSで見逃した 『日本侠客伝』 遂に観ました! 前々から気になって観たかった作品だった のですが、コレが実に良い! 思わぬ拾い物だった。 任侠映画といえば、その最高傑作は 『博奕打ち 総長賭博』が世間の相場でやんす。 ところが曲がり屋のわ…

『隠し針 馬刺し』でびっくりぽん

本日は日曜日にも関わらず 年末年始の変則ローテーションで透析でした。 GYAO!で『必死剣 鳥刺し』を鑑賞。 原作は藤沢周平でやんす。 ストーリーとその結末からたぶん前記の作品? ラストの殺陣はリアルで迫力あったけれど どうもこういう展開は好みじゃな…

君よ憤怒の僕は雲子の河を渡る

没後一年と銘打って BSで健さん特集みたいです。 『君よ憤怒の河を渉れ』を観ました! 実は初めての鑑賞だったのだ。 感想はびっくりポンやった(汗)! ニヤニヤしながら一人でテレビにツッコミ入れながら 実に楽しく拝見した。 展開がはやくてねえ、「あ…

雰囲気に弱いのは女だけじゃない

映画『永遠の0』いかがでしたか? 特攻隊を美化してたか? 個人的な感想としては 時間の制約もあって主人公が ただ逃げ回っている凄腕搭乗員というところだけ がピックアップされていたのが少々残念でした。 また、田中泯のやくざが窮地の母子を救う その場…

くちなしの花と在日は鼻モゲラ

ここまで拗れたのに 「明治日本の産業革命遺産」を なぜそんなに焦って登録しなければ ならなかっのかさっぱり理解できない。 それによって観光客増加で皮算用する人の利権と これによって今後韓国が日本に突きつける 政治的外交カードや子供たちが背負う い…

宗教の救いと限界

沁みる八日目の蝉(2) 『八月の蝉』で母子が一時匿われる エンゼルホームというカルト集団が登場します。 哀しい女たちの駆け込み寺ですが 世間からは隔離された、また阻害される集団。 まるでオウム真理教をイメージさせます。 男子禁制の修道女でした。 …

沁みる八日目の蝉

無料配信で『ぐるりのこと。』(2008) を観たのですが・・・どうにもこうにも こういう撮り方が流行りなのでしょうが 間が悪い。 剣道でいえば活人剣殺人剣の後者で 間をおさえることでリアリティーを出そう という腹なのか・・・結果、間抜けだ。 以前、…

別にやくざを美化しちゃいないさ

大人の発達障害(7) 今朝のネットニュースで川崎の事件に関連し 保護司の激減がアップされていました。 http://news.yahoo.co.jp/pickup/6153897 先週末、ネットニュースからなぜか 無料配信の映画に流れて恥ずかしながら 東映Vシネマの『日本統一』を観て…

日本映画恋愛最高傑作の格付け

それでも花は咲いていく 10 男女の恋愛には格付けがあると記しました。 ここでいう格とは、能力でも家柄肩書き学歴でも 年収でもましてや容姿でもない。 はっきりいえば、魂の純度のことです。 それをもって『長崎ぶらぶら節』の愛八と古賀を 両横綱の取り組…

捨てる神拾う神それぞれの愛

それでも花は咲いていく 7 『長崎ぶらぶら節』のなかで 娘お喜美(高橋かおり)は幼い頃から 親切にしてくれる愛八を実の母でないかという 思いを残して女郎に売られていきます。 そのことを聞いて数年後に愛八はお喜美を捜す。 やっとみつけた手掛かり けれ…

長崎らぶらぶ節に唸る

それでも花は咲いていく 6 年末年始用に借りてきたDVD 返却日をみたら今日まで! あわてて最後の一本を観たのです。 『長崎ぶらぶら節』 なかにし礼の直木賞受賞作の映画化 吉永小百合作品。 さほど期待していなかったんですが これがけっこうすんばらしい!…

牛に蹴られたカルメン

『カルメン故郷に帰る』を観て 可愛い女のアホさ加減にしみじみ唸る。 ヒロインのリリー・カルメンは小さいときに 牛に蹴られてアホになったそうで(涙) 18歳になっても洟を垂らしてたと 父親は嘆くのでした(笑) 浅間山をのぞむ北軽井沢が舞台。 この牧歌…

『競輪上人行状記』を観ながら

『競輪上人行状記』は喜劇というよりも 社会派ドラマという様相でした。 当然のように一般市民は現在と比較して貧しい。 後に上人が予想屋になって説教するくだりで 「一日500円そこそこの稼ぎで 100円の車券を買って」云々と口上があります。 昭和40年は日…

タイトル負け企画倒れ

昭和という時代にはある種の緊張感があって 注意していないとうんこを踏む いまと違って道端にうんこがあった時代です。 最近レンタルDVDで古い昭和の作品が出ています。 量産されたなかから敢てチョイスされた わけだからそれぞれまあまあなんだろうと 油断…

裏切り御免の武士道任侠道

昨日の『マッサン』でマッサンがエリーに 日本人は義理と人情を大切にする。 とレクチャーしておりました。 ふと、そこで意外だった。 どこかで、 義理と人情秤にかけりゃあ 義理が重たい。が常識化していたのだ。 これは健さんが昭和残侠シリーズで 歌った…

『愛と侠のカルテ』の枕草子

日本映画の不甲斐ない表現に対し 「侠」の没落を唱えました。 ルイちゃんからはわからんと不興をかってますが まだ書きたらない(笑) なんかここにすべての歪の原因がある気がする。 そんななか、一昨日トリックスターさんが 『遊侠一匹』のレビューをアッ…

ヒミズの歪んだレンズ

出会いがしらの不運なのか 『冷たい熱帯魚』で拒絶反応を起こした 最近の日本映画の新鋭とやらの園子温 それだけでダメ出しをするのもなんか酷なので 『ヒミズ』を借りて観るもああ無残。 「好き嫌いがあるでしょうからねえ」 いやそうじゃない。それ以前の…

『苦役列車』より『モテキ』だろう!

なんの因果かみょうな巡りあわせで 『苦役列車』を観る。 西村賢太の芥川賞受賞作の映画化ですが なにが因果で巡りあわせが云々かというと、 主演が森山未来だ。 そう映画『モテキ』からテレビ版まで観てる、アレ 今朝はそれを記事にして、横道世之介も登場…

もう世之介じゃないんだ・・・

『横道世之介』も観ました。 これも原作はいいんでしょうが 映画としては不出来な結果となって 素材を生かせなかったというよくある例です。 吉高由里子が「ごきげんよう」を連発してのには なにやら因縁めいたものを感じたかな。 作品自体の評価としては55…

狙いはいいのに的を外した問題作

『暗闇から手をのばせ』を観ました。 在宅身体障害者向けのデルヘル嬢の話。 障害者の性というタブーを通して 差別について考えされる問題作です。 『セックスボランティア』を思い出しましたね。 映画のコンセプトとか狙いは評価できるのですが 作品自体は…

クリエイターのソールドラキュラ

任侠と掟について、もう少し この任侠というものが中国産だということは 知っていました。今だったら信じられないよね。 その元祖は春秋時代の晋の忠臣 公孫杵臼と程嬰からではないかといわれる。 宮城谷昌光の『重耳』で知られる 流浪の王子文公が19年の逃…

これじゃあ浮かばれない美人薄命

古い奴だとお思いでしょうが、 古い日本映画もなかなかいいものでございます。 ということで 『名もなく貧しく美しく』(1961年)を観る。 といっても昭和36年だからそう古いわけじゃない。 この映画、主演の高峰秀子が美しい! 聴覚障害者の話 障害をもつ男…

ビヨ~ン・ド・パリ、ミキ、二木の菓子

で、観たよ 『アウトレイジ ビヨンド』 ふたつ合わせてちょうどいい、だったのか これで決着ということで わたしのモヤモヤは解消されたのか・・? なんかねえ やっぱり高級東映Vシネマの域を超えない。 たけしだってこんな映画撮れるんだの証には なるけれ…

ダウン症の子と好色一代男

昨夜、ダウン症を扱う番組を観てしまった。 いろいろ考えさせられるのですが そのなかで、 今年の夏にオーストラリア人夫妻が タイだったかの代理母を通じて代理出産を 行い双子が生まれた。が、内一人だけ 引き取って帰国。もう一人の赤ん坊の引取りを 拒否…

たけしのバイオレンスについて

たけし作品は自ら主演し やくざとか刑事とか犯罪者とか座頭市とか 危険な人物を演ずることが多いですよね。 そもそも「役者として、」そう達者のほうではなく 声も大滝秀治同様、悪声ときている。 そういうマイナス面ををすべて味として成立させている。 さ…

砂の器の原点は0の焦点

投石DVD感傷の第二弾は、一転シリアスに 『ゼロの焦点』(1961年の野村芳太郎版) 御存知松本清張の初期の代表作で これまで何度もリメイクされた不朽の名作だ。 この作品があの『砂の器』の焦点いや原点にある ということは聞いてはいましたが なんだかんだ…

モテキの純文学性

退院からここ数日あわただしい日々を 送っております。 まだ体調が整っていないこともあり 疲れるわあ(汗) さて、投石DVD感傷の記念すべき第一弾は 『モテキ』でやんす(汁) 一年の計は元旦にありと申しますが これがわたしの傾なんでしょうね。こんなも…

ネタバレ御免『くちづけ』のカウンターキッス

院内鑑賞のラストは『くちづけ』 ・・・参ったよ。 ちょいす姉さんが「たまらん」といってたが わたしゃ昨夜消灯後に隠れて観てて 暗い病室のなかで声を殺して号泣したよ。 まったく予備知識なしで臨んだこともあって 不意打ち、闇討ち、急所突きを喰らった…

陽だまりのなかの純愛

DVD鑑賞第2シーズン第三弾は 『陽だまりの彼女』でした(汗) えええっ、そんなの観るのと意外に思うかもしれないが 観ますよなんだって気が向けばアニメだって芸術だって で、松潤と上野樹里の共演という 軽そうでトレンディーっぽい恋愛ものだ! 評価点が…