あかんたれブルース

継続はチカラかな

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の教育の本当の危機

経済格差が教育格差につながっていると言われています。 塾や学校のレベルを教育費の観点からみたものですが、はたしてどうでしょう? 経済的な問題と娘の教育問題で中国に行ったきり帰ってこない劉さん話を幸子から聞きました。 どうも単なる経済的問題だけ…

三国志を凌駕できるか? 明治、日露戦争、杉山茂丸。

杉山茂丸の相関図です。 これを上手にお伝えできればいいのですが、先は長いな。

みゆき嬢の件は別として「愛は陽炎」再び

私は「愛」というものを解すことのできない者です。 なんと不幸な者であろうと同情されるでしょうが、事実だからしょうがありません。 だから「永遠の愛」といっても「愛」自体の正体が分からないので「永遠」もありません。 それでも「愛」はとても身近で、…

みゆき嬢のスタンスに秘められる「日本人の恥の文化」

みゆきは日本的な特徴を有するアーチストです。 ユーミンは多摩の呉服屋の娘で「四畳半なんて大嫌い」と宣言して、 貧乏臭い者に決別を宣言しましたが、みゆき嬢にはアメリカンナイズとか グローバルスタンダードとかドライブとかバカンスはありません。 せ…

みゆき嬢の「愛の射程範囲」帯に短し襷に長し

「心はなれて はじめて気づく あんたの わがままが ほしい」 困ったみゆきの我が儘です。 ただ、ヨッシーさんがいうように「はなから いいなり」になる姿勢では 彼との恋愛は成立しなかったとは思いませんか。 この男はそんなタイプの異性は選びません。そこが…

人間の予知能力「デジャブ」と第三の危険シグナル「ポルターガイスト」

私はさほど霊感の強いほうではないのですが、これまで体験した奇妙な出来事をお話します。 テーマとしては人間の予知能力についてということでしょうか。 高校生の時にバイク事故で死にかかったことがありました。 悪友集う大宴会が郊外のとある海岸で催され…

朝っぱらから極道作家・団鬼六のやさしさを語る。やっぱりB型?

みなさん、団鬼六という名前を聞くと「SM」「縛り」「変態」「H」と即、連想するでしょう。 その通りです。本人もそれを認めてますし、所謂、性的障害者なのだと思います。一般的に 私はこの団さんの信奉者のひとりで、あっ!やっぱりそうか!馬太郎本性現し…

実はあんまり年齢的形式に囚われなかった明治の日本人

杉山茂丸がテロリストとしてしか社会参画できなかった点を世代格差としましたが、 これは社会変動の巡り合わせを指します。 伊藤博文暗殺が頓挫すると杉山はふたつの方向性から国士としてのアプローチを敢行します。 第一は土佐派の後藤象二郎に接近して、そ…

みゆき嬢のララバイ(7)曲がり屋みゆきが求めた自由と我が儘

右へ行きたければ 右へ行きゃいいじゃないの あたしは左へ行く 山へ行きたければ 山へ行きゃいいじやないの あたしは町へ行く あたしはあたし おもちゃじゃない どうしようと勝手 心はなれて はじめて気づく あんたの わがままが ほしい 部屋を出て行くなら …

杉山茂丸のジェネレーションギャップ

茂丸は結局、伊藤を殺すことはできませんでした。 彼が九州で知り得た伊藤の情報とは今で言う「日刊ゲンダイ」とかの 夕刊紙の域を出なかったのでしょう。 実際の伊藤という人物とそれとを照らし合わせたギャップに戸惑ったようですね。 杉山の青雲の志に横…

杉山茂丸、カッコよすぎる伊藤助平親爺の暗殺失敗の段

徒手空拳の青年が自分の首ひとつを担保に、九州から上京していた。 若き杉山茂丸である。 その上京の目的は時の宰相、伊藤博文の暗殺であり、藩閥政治打倒こそが彼の青雲の志であった。 杉山茂丸にとって伊藤博文は薩長藩閥政治の首魁であり元凶張本人である…

「三国志」よりも「サッカー」よりも

こういうのがやりたいんだよね。へへへっ 「コラー! 仕事しないで何やっとるんじゃあ!」 ヒエーッッッ、すみません。あっ、サッカー観ないと、、、。

みゆき嬢のララバイ(6)失ってしまったもの青春の光と影

雨もあがったことだし おまえの家でも ふっと たずねて みたくなった けれど おまえの家は なんだか どこかが しばらく 見ないまに 変わったみたい 前には とても おまえが聞かなかった 音楽が 投げつけるみたいに 鳴り続けていたし 何より ドアを あける お…

Koei「三国志」ゲームのもうひとつの楽しみ。

Koei「三国志」「信長の野望」シリーズは結構やりました。 「三国志」のパート3か4でしたか? 登場人物とは別に100名ほどの架空人物を登録できる 機能があります。親戚縁者同僚愛人アイドルなどなど自由なのですが、 宮城谷昌光の春秋戦国モノを読破された方…

マスコミの在処と報道陳の打ち上げ代「領収書ちょうだいね」

ニュースで同じネタが廻されるのでウンザリしています。 秋田の事件と村上ファンドです。 前者の被害者のことを考えれば躊躇するのですが、 出来れば鬼子母神であってほしいと、どこで願うところです。 後者はさほど悪いとは思いませんね。私は。 上場してお…

みゆき嬢のララバイ(5)大人になることは汚れてしまうなのか

♪ 強がりはよせよと笑ってよ 移り気な性質よと答えたら それならば唇かみしめて なぜ目をそらすかと問いつめて いつからこんなふうになったのか 子供のようには戻れない 強がりはよせよと笑われて 淋しいと答えて泣きたいの なまいきを言うなと笑ってよ 一人…

今なら間に合う『震える舌』の修羅場の疑似体験と感動

私は「修羅場に強い」と自分自身に言い聞かせています。 仕事の関係か、複雑な家庭環境か、はたまた性格なのでしょうか、 幸か不幸か私は多くの「修羅場」を体験してきました。 このブログで過去に「幸せは個人的なもので不幸との乖離の中に存在する」としま…

「三国志」三昧を堪能すれば、ここが止まり木『三国志人物辞典』

ご近所で「三国志」ネタがでましたので、ちょっと「三国志」のお話。 宮城谷の活躍のおかげで中国春秋モノも大分紹介されました。 以前は海音寺の「孫子」とか伴野朗あたりがチョコチョコだったでしょうか。 しかし、私たちに最も馴染み深いのはなんといって…

みゆき嬢のララバイ(4)マリコとマリ、浅田次郎は「悪女」をカラオケで歌ったか?

みゆき嬢のシングルナンバーでも有名ヒット曲なので、あえて取り上げなくとも と、思ったもですが、ちょっとあの娘のことが気になったので、語ります。 みゆき!マリコにそこまで見栄張ってどうするよ。 とブツブツいいながら夜道を歩く俺。今夜は月は出てい…

杉山茂丸の竹馬の子分は近代やくざの太祖「吉田磯吉」

杉山の幼い頃はそれは手の着けられない乱暴者の悪ガキ大将でした。 本日の写真の爺は茂丸の幼友達で一の子分だった。吉田磯吉です。 日本の極道の中興の祖は黒駒の勝蔵(生糸)から近代を吉田磯吉(石炭)が担い、 そこから山口組三代目田岡一雄(港湾・興業…

みゆき嬢のララバイ(3)それは、知的「男勝り」の厄災か?

♪) 他人の不幸を祈るようにだけは なりたくないと 願ってきたが 今夜 おまえの幸せぶりが 風に追われる 私の心に痛すぎる ♪) みゆき嬢はプライドの高い女性です。 けれども彼女の「知性」の方向性は常に本質に肉薄しています。 それが「願ってきた」という…

日本近代史に暗躍した突然変異的怪人の素性

これが、若き日の杉山茂丸です。なかなかの男前でしょ、眼光もするどい。 息子の夢野久作に比べると段違いですね。久作がファザコンに陥るのも理解できるはず。 杉山家は黒田藩での家格は中の若干上ですが幼い頃から黒田候の太刀持ち小姓でして、 「茂丸」と…

『俗戦国策』杉山茂丸という人形遣いの正体とは?

注文した『俗戦国策』が届いたのです。遂に! 先週、火曜日に新宿でめちゃぼ坊さんへのラーメンレポートの帰り、新宿紀伊国屋で この本を発見!腰を抜かして逃げ帰ったのでありました。 正真正銘の絶版本でオークションにも滅多に出ませんし、東京では広尾の…

みゆき嬢のララバイ(2)甘い言葉、誘い言葉、知性と魂の敗北するとき

信じ難いもの 寂しい夜の あたしの耳 なんだかんだ言って、結局「欲と道連れ」の人生道中。 知性も知識も冷静も関係ないのでしょうか。 よっぽど痛い目にあって、あんな頃もあったと笑っても、 二度あることは三度ある。とも謂われます。 それが思い上がりな…

(みゆき嬢のララバイ)「タクシー・ドライバー」の憂鬱

タクシード・ライバー苦労人とみえて 私の泣き顔 見て見ぬふり みゆきの歌が不意に湯船で船頭唄になると8歳の息子はキョトンとします。 センセーの「ひとは悲しみが多いほど人には優しくできるのだから」とは 雲泥の差があることを、この乗客は知っているは…

この世を司る不思議な「二八の論理」と諸刃のハサミ

一か八かとはまったく関係なく、二月八月が暇だというのでもありません。 あなたの会社で本当に働いている人は二割で、あとの八割はオマケとボンクラ。 という説に使われるのが「二八の論理」です。 たとえば、あやめ幼稚園の先生に御協力いただいて「さくら…

無能と有能の狭間で戸惑う私たちと乃木将軍

福田和也の『乃木坂血風録/人でなし稼業』は小気味よい論法・センテンスで魅了させられました。 同世代で元気のよい書き手だなあと肝心したものです。 その批判精神は日本文壇会を敵にまわしても一歩も引かない果敢なものがありました。 が、昨年の発行でし…

占い師の殺し文句「先祖供養と墓参り」

さて、誰しも占い師に鑑定してもらったことは一度や二度はあるはずです。 そのときのたいがいの結論付けに「祖先の墓を大切に」にという殺し文句があります。 新興宗教でもキャッチセールスなどと同じところがまた、微妙なところですね。 私は別に墓参りに行…

幸せの念仏を唱える「家政婦」は何を見たか?

下駄さんのママは60歳で第二の人生を選択しました。 パパは梁石日の「血と骨」のプチタイプでお酒なしでも暴れるので厄ネタです。 そんなパパに正面から立ち向かい、奴を精神的に追い込んでは痛い目にあっていたママ。 要は向こう見ずなので、どっちもどっち…

宮城谷の凄味!「愛」と「復讐」のボレロ『青雲はるかに』

私が宮城谷昌光のファンであることは以前お伝えしました。 彼のお勧め本をあげろと恐喝されれば『孟嘗君』『奇貨居くべし』ですが、これは次回に。 数ある彼の名作・傑作のなかで『青雲はるかに』を敢えてピックアップさせてください。 この作品にはふたつの…