あかんたれブルース

継続はチカラかな

2009-01-01から1年間の記事一覧

開けゴマ

三十になったかならなかったの頃だったと思います。 初夏の休日の午後の紅茶をすすりながら、ピコピコと テレビゲームをやっていた。 上半身はだか。エアコンをつけるほどではなかったのです。 でもなんか西日が差してきて汗ばんできたような・・・ ふと、視…

やさしい狼たち

団先生の『牡丹』に「牛丼屋にて」という作品が11番目にある。 先生も吉野家のカウンターでちびりちびり御銚子三本を飲むのが 最近のお気に入りだそうです。 死んだ中島らものことを想い出した。 彼の自伝的な作品 『今夜、すべてのバーで』には 牛丼家のカ…

一葉の証

その親爺さんが蒸発してしまった。 小学6年生のKちゃんは 実家からの電話で家族の動揺を知ると、 母親に内緒で阪急沿線の北区中津に向かいます。 Kちゃんは父親の隠遁先を知っていたのです。 「お母さんに内緒にしておいてくれ給え」 その彼女と毎日マッチ…

一葉の絆

昨夜、寝床で団鬼六先生の『牡丹』を読んで、泣いてしまった。 ほろっとではなく、嗚咽してしまったのだ。 団先生がその半生で出会ったひとたちとの場面と感慨を綴ったエッセイ集。 短編集かな。決して変態SM本ではないよ。 「年賀状」 なんてことなさそうな…

友情と食欲の秋

ここ最近、またゾロ杉山君にハマっています。 みなさんは親友っている? 何人? 一人でもいればめっけもの。親友なんてそう多くはない。といわれます。 数じゃない、質だよね。 ところがさ、杉山茂丸には親友というか盟友というか同志というか そういった生…

ゆびきりげんまん

うとうとっと、したらアッというまに一週間。 歳のせいかな(汗)。 でもなんでこんなに眠いのでしょうか? 死ぬ三年前は眠いと母親がこぼしていたなあ・・・ あれから35年。その母親も80歳(汗)。 いや、別に寝てばかりいたんじゃない。 ちょっと調べもの…

馬の朗読、読書の秋の思い出

Kちゃんの進研ゼミの国語の点数がよくない。 とくに作文がダメみたい(涙)。 「もう少し見てやって!」 思わぬ八つ当たりの矛先がわたしに・・・ ということで、週一回土曜日に国語・作文の授業です、が、さ。 どうやって教えるのか・・・ 論語とか呂氏春…

馬考える秋

先日、とあるブログをわけあってお邪魔したら カルト教団●●学会とか、バカとかなんだかん噛みついておった。 で、考えた。 御存知のように、わたしは、 創価学会も統一教会も嫌い。宗教団体自体が嫌い。 また、日教組も嫌いだし、社民党も共産党も嫌い。 ナ…

ロマンだぜ!

(ロマン議長の記事を転載します。是非御賛同下さいませ。) 「連動記事・世界を平和に、地球平和軍構想」 前よりこのブログ内でも、地球平和軍構想を書いてきました。 それで、今回、同じ考えを持つ、如月さんと連動で記事を書きます。 この記事が出る頃に…

ポスト白洲次郎

昨夜の『白洲次郎』最終話「ラスプーチンの涙」良かったわあ(涙)。 ラストの吉田茂との別れのシーンよかった(涙)。 自分の父親と吉田茂を重ねるなんて、ドラマとはいえ、なんか・・・ しかし、吉田茂役の原田芳雄がいいねえ。しみじみと。 近衛の岸部一…

白洲次郎と虱馬太郎

昨夜までの二夜連続の白洲どうだった? ここまでは春の再放送分。今夜が本番、そしてクライマックスだ。 妻・正子のことを理解してもらうために 少し解説をしておこう。 上の写真の少女が正子だ。 彼女をひざに抱く老人が父方の祖父は樺山資紀(海軍大将、伯…

俺の臭い

わたしが白洲だ。 白洲馬太郎。 リビングで放屁をしたと正子が怒って 罰としてお風呂掃除だ。 断っておくがこれは誤解。わたしはしていない。 それよりどうだい俺の船。愚か者の船「湯船」っていうんだ。 白いタオルとジャージが似合う男。 そして、シップは…

俺の匂い

わたしが白洲だ。 白洲馬太郎。 今度の連休にNHKで 21日(月)、22日(火)、23日(水)の三夜連続でやるじょ。 衆議院選挙で遅くなってごめんね、正子。 わたしを観てくれ。 白いシャツとジーンズが似合う男。 そして、シップは久光製薬の「モーラス」 無臭…

恐いバルカン馬鹿七人

このように政財界の根回しをして日露戦争へ向かいます。 それほどに、この戦争は無理がありました。国力、軍事力の差。 まず、日本にはお金がありません。 けれども、ロシアが満州に兵力を充実させる前に開戦して 短期決戦で勝利を拾い講和に持ち込むしかな…

墓石より微妙?

先日、BSで『墓石と決闘』を放映していました。 中学生の頃、日曜洋画劇場で観た。 もう30年も前のなのでまったく記憶が残っていません。 観ながら小腹が空いたので冷や飯に納豆をかけて食べました。 だから納豆の味のする作品というイメージかな(汗)。 途…

希代の策士の仕掛け爆弾

「開戦へ」でもう一丁。 児玉の日露戦争財界説得は日本郵船社長の近藤廉平を朝鮮・満州の現状を 見せつけることで大きく前進します。 日本は崖っぷち、選択の余地はなかったのですね。 さて、余談でもないのですが、次は政界工作です。 当時、桂内閣は西園寺…

お茶目な軍師

いよいよ日露戦争が避けられなくなってきます。 そして、児玉源太郎の登場。 二階級降格人事を受けて、大臣から参謀本部次長に就任した児玉。 明治三十六年、児玉は兜町の渋沢栄一の事務所に現れる。 「歳のころは五十ぐらいの小柄な男である。 頭が里芋の子…

太郎さんの美人攻め

最善の方策は大国ロシアと戦争回避できること。 それは小学生でも解る。 あらゆる外交の手立てを尽くしますがどうにもなりません。 そして、日本は日英同盟に成功する。 日露戦争当時の総理大臣、桂太郎の登場。 大柄で大国様のような風貌。頭が大きかったそ…

明日は決戦!

区の代表に選ばれたKちゃん。 そして、明日は決戦じゃ。 明日早いのでもう寝ています。 五人制の中堅として頑張ってくれるだろうか。 練習通りに戦ってくれれば、決して無様な戦いはしないだろうけれど、 試合になるとからっきし、のKちゃんです。 決戦の…

ボーッとしてボケてツッコミ、万万歳。

なるほど大臣といわれて権兵衛のロボットといわれた 兄西郷隆盛からは「大馬鹿者の信吾(従道の幼名)」といわれた西郷従道。 しかし、その人物の大きさは大隈重信をして 「なんでも引き受ける(収めてしまう)貧乏徳利」と絶賛させました。 ボーッとした人…

最高のコンビ

その後の権兵衛は順調に昇進して軍令家も経験をつんでいきますが、 彼と日本海軍の運命を変えたのは明治二十四年六月に海軍省官房主事 に登用たことです。これは現在でいう次官ですね。 そして、西郷従道(海軍大臣)との出逢いであります。 従道(なるほど…

権兵衛のこと

子規が姿を消すと、物語は日露戦争に向かって群像劇に変容していきます。 その中心的キャラクターの一人山本権兵衛の登場です。 日露戦争時の海軍大臣で、無名だった東郷平八郎を連合艦隊司令長官に抜擢。 日本海軍を作った男、育ての親。 原作では若き権兵…

ディベートに弱い男

十七夜 ここで正岡子規はその短い生涯をとじてしまいます。享年35歳。 家族の友人の恩師・陸羯南の姿は感動的(涙)。 司馬さんはその後、『ひとびとの跫音』という作品で子規の残された家族を 見守っていきます。それはとても温かい眼差しなのだ。 海軍大学…

機密情報漏洩「亀号」事件

日露戦争が近づいている。 明治三十四年。 外国勤務を解かれた真之は常備艦隊参謀に補され、海軍少佐にすすんだ。 「戦争がはじまれば」 と、真之は母・お貞につぶやいた。 海軍参謀・某少佐、軍事機密を漏洩す。 その翌日、「東京スポーツ」の一面のトップ…

梟雄に愛された日本人

「列強」ではロシアの成り立ちを紹介しています。 北清事変で秋山好古は第五師団兵站監として出征。義和団の乱が鎮圧されると、 好古は天津の清国駐屯軍司令官に就きます。 この時期が、軍人秋山好古の人生で唯一の軍政・外交の職務を執ったとされます。 こ…

なんとも選挙の結果

御存知のように昨日の衆議院選挙で自民党は惨敗。 それはそれとして、気になるのは本日の株価の動向でした。 なんと午前中、年初来高値を更新! 日経平均は180円ぐらい上がったかな? で、それ以上に笑ったのが利益確定売りで午前の終値ではマイナスだった。…

この世は矛盾だらけ、でも

ちょっと前に、テレビで『ゲゲゲの鬼太郎』(たぶん第二作)を オンエアして、悪の権化妖怪の王様「ぬらりひょうん」(緒方拳)が その野望を鬼太郎にアジっていました。つまり 人間界を亡ぼして妖怪の世界の復権をというマニフェストです。 人間は我が儘で…

濁った加藤茶

. 実は、第二巻「列強」を全部読み終えてないんだよ(汗) で、お茶を濁すわけではありませんが 日露戦争での両国の海軍戦力比較図を一足お先に公開しておきますね。 明日午前中に入稿だもんね。 駆逐艦、巡洋艦、戦艦はシルエットをちゃんと作ったんだよ。 …

文豪の教え子

いよいよ病を重くする子規でしたが、 俳句短歌の固定概念をひっくりかえす意欲だけはますます旺盛です。 その聞き役が夏目漱石であり、この頃は 松山で愛媛県尋常中学教師から熊本の五高で教鞭をとっていた。 この頃の子規を病苦から鬱に陥っていた指摘する…

ちょっと若作り〜?

ちょっとウトウト〜としたら(汗) 十日も経ってしまいました。歳には勝てんなあ(涙)。 お盆も過ぎて、浦島太郎のようじゃわ。 どうせ、爺じゃし、いいわい。ふん 年寄りはひねくれっぽくていかんの。 あ〜あっ、美容整形でもしようかな。ということで新橋…