あかんたれブルース

継続はチカラかな

#歴史

尖閣諸島の領有権

尖閣諸島、竹島の領有権問題が加熱しています。 領有権について考えてみたいと思う。 台湾征伐って知ってる? 台湾出兵とか、牡丹社事件とかいわれる 明治7年に起きた日本初の(国際紛争)海外出兵事件。 その原因は明治4年に琉球御用船が台風のために遭難…

地震と近現代史

昨日、フィリピンで大きな地震があったようですね。 その数日前に南米とか東南アジアで3箇所だったか 大きいのがあって、嫌だな・・・と。 3.11の東北大震災のときもニュージーランドの地震が 連動してたんですよね。 今日は9月1日、防災の日です。 関東大震…

スパじゃない(涙)ルネサンスを!

銀が泣いている(2) わたしたちはなぜ か弱いものに愛おしさを感じるのだろうか? 幼きもの、女性、年老いたもの・・・ 昨日、記事にした坂田三吉は教養のない無学なもの という点ではか弱きものです。 無法松と同じだ。腕っ節は強くてもちょっと足りない。 …

水の分量間違った国体

子供王国(6) ミスとらる嬢がよく嘆くというか憤慨するのが なにかというと 「あなた達はファシストだ」とか、 「レイシスト(差別主義者)だ」 いう人たち。 まるで水戸黄門の陰嚢のように したり顔でこういって胸を張る馬鹿がいます。 試みに「ファシストっ…

親心の徒花

ニッポンの教育改革(9) 細かい説明は省きますが どう考えても現在の教育制度は不合理、非効率です。 また、基礎学力低下の問題から ゆとり教育パッシングもあっての 詰め込み教育に逆行した現状も然りです。 そんな短絡的なもので改善されるわけがない。ア…

ビビる人

ビビる、怖がる、恐れるという感情は 知性のひとつの現れでもある。 恐いも知らずというのは蛮勇でもある。 では、人間はなぜビビるのか? 知らない、わからない、からだ。だから学ぶ。 とうていそういった知識で賄えるものではないけれど、 すくなくと不必…

そこで揉めるな

右翼と左翼 こういった区分けで批判しあっています。 なかには宮崎駿も左翼だと指摘するものもいる。 左翼ねえ・・・ しかし、右翼左翼ってなんだろう? 上の図版は明治からの右翼の発祥からの流れを大まかに表したものだ。 日本の右翼(?)の源流というか…

コロンブスの玉子丼

知性と意地悪(5) 昨日は神田のロイヤルホストで激論になった(汗) テーマは組織論についてだった。 組織の必要性を訴える意見に対して その効率効果に対する弊害を訴える。 わたしはどちらの意見にもそれぞれの理があると思う。 しかしだな、と 私達は民…

駕籠かきのフーガ

では、強さってなにか? 戦前はやくざよりも職人が、なかでも船員が強かった と記しました。 たぶんに船員は陸の人じゃあなかったからでしょう。 すこし視点をかえて 時代劇の定番のワンシーンを思い出しておくんなさい。 武家屋敷から駕籠にのって要人が参…

わたしの気持ち

私は、『坂の上の雲』の秋山好古が好きだ。 銃弾が飛び交う戦場で高々と酒の入った水筒をかかげて飲む姿に魅了された。 その腰にあるのは指揮刀だった。 その拳で窓ガラスを叩き壊し「これが騎兵だ」と好古は言った。 日本騎兵隊の父。 彼の部下たちはみな好…

怒涛の裏ネタ100連発

contents 『坂の上の雲』 まるわかり烈伝 裏事件簿 それぞれの青雲 001・第一回伊地知幸介暗殺未遂事件! http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/52610770.html 002・政府要人の暗殺料百六十円也! http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/52613214.html 003・伊藤…

ポダムは原発でリベンジした。

正力松太郎、元内務省の警察官僚だったが虎ノ門事件の責任を負って退職。 そのとき、後藤新平の援助から読売新聞の経営権を買収、社長に就任した。 その企画力、経営手腕から、僅か5万部だった発行部数を300万部までに拡大させた。 戦後、戦犯として巣鴨に拘…

ノイズとインテリジェンスの相違

ひとくちにGHQ(連合国最高司令官総司令部)といっても G-2(参謀二部)とGS(民政局)が激しい主導権争いをしていました。 G-2は保守勢力を応援し、吉田内閣を誕生させている。対して GSは左翼勢力を支援し、片山哲、芦田均をその前後に政権につけて…

タイムトラベラーチン粗ゴル

巷では原発推進派が最後の悪あがきをしているようですが、 原発利権はもう無理筋だ。 それでも東芝の社長は強気のようで一兆円売り上げ目標を訂正しない。 絵に描いた餅ですね。放射能だらけのその毒餅喰う奴いるのかな? ま、立場上そう言うしか仕方ないの…

間抜けな大統領

すこし、話を変えます。 近現代史をなぞっていると、どうも合点がいかないことがある。 前回、原発導入に東西冷戦が関係してるとしましたが、 この冷戦っていうのは資本主義と社会主義・共産主義の戦いです。 この戦いは何も第二次世界大戦後に、急に、 たと…

メディア王の悲願

ワトソンが来日したのは第五福龍丸事故の 前年にあたる1953年(昭和28年)だった。 当時米ソの冷戦から双方が核実験競争を繰り返し 米ソは双方の東西陣営に核の技術を二国間で共有する取り組みをしていた。 と同時に、米国のアイゼンハワー大統領は原子力の…

九年目の怪い話

昨日のお話は敗戦から佐藤内閣ぐらいまでの話です。 ベースには戦後復興から高度成長期の時代。 いま、原発問題が大きな焦点になっています。これはエネルギー問題でもある。 『官僚たちの夏』の数ヶ月前に、おなじTBSで『黒部の太陽』がリメイクされました…

マイセンと黄昏の真珠

わたしの家の周辺にはたくさんの公園があって この季節はすっぽり紅葉に包まれています。とてもいい感じ。 秋真っ盛り、燃える秋 落ち葉で敷き詰められたそのなかを歩いていると スクリーンのなかにあるような錯覚に陥る。 第三の男、恋人たちの予感、黄昏・…

龍馬暗殺の最重要参考人

龍馬暗殺の最重要参考人 昨夜をもって『龍馬伝』が完結となりました。 久々に大河ドラマを観続けた一年です。 色々と批判はあるけれど、わたしは好きだったな。 岩崎弥太郎の描きかたには頭を抱えましたが(涙) 御存知のように龍馬は暗殺される。それがクラ…

名探偵・明智小五郎の誕生秘話

『坂の上の雲』スパイ大作戦(7) イラストシリーズ第三弾で、一応最終回にしますね。 これが、岩井三郎です。 といっても、御存知ない(汗)。 彼こそが名探偵・明智小五郎のモデルです。 生みの親の江戸川乱歩も彼に憧れて岩井の探偵会社に就職しようとし…

羨望の熱き想い

『坂の上の雲』スパイ大作戦(6) イラストシリーズ第二弾は根津一です。 なかなか渋いです。それもそのはず、 先日引退声明を発表した俳優の根津甚八は曾姪孫にあたるとか。 どこなく似ている。 根津一ってどういう人? 肩書きをつけるとしたら「教育者」な…

執念の馬のマルシー

前作の『坂の上の雲』まるわかり人物烈伝 含めて このシリーズの売りは写真です。 登場人物のポートレート。 ところが、今回の「工作員」篇ではそれを探すのが苦しかった。 スパイだから写真を残している人が少ない(涙)。 近現代史の写真は文殊社がだいた…

機密費の行方

『坂の上の雲』スパイ大作戦(4) 近現代史の定説では、 日露戦争以降の日本陸軍は情報を軽んじたと言われます。 わたしもそう書いてきたのが、たとえば機密費。 日清戦争での陸軍機密費は36万9千円 日露戦争では320万円 それ以降の 寺内内閣で340万円 原内…

みんなスパイだ!

『坂の上の雲』スパイ大作戦(3) マックイーン主演の映画『大脱走』御存知ですよね。 第二次世界大戦中にドイツの捕虜収容所からの大規模な 脱走計画をテーマにした娯楽スペクタル巨編。 映画好きだったわたしの洋画作品ナンバーワン。 邦画だったら『仁義…

将来の夢は忍者になる。

『坂の上の雲』スパイ大作戦(2) スパイの語源は[Spect]スペクト 「見る」からきている。 中国では「間諜」といい、間を覗くとされている。 孫子の兵法にも「己を知り、相手を知れば、百戦して危うからず」 とあるように情報は重視されてきました。 また…

『坂の上の雲』スパイ大作戦

『坂の上の雲』まるわかり人物烈伝 工作員篇 (徳間文庫) http://www.bk1.jp/product/03319255 ようやく出来ました。10月1日発売予定です。 「『坂の上の雲』では描かれなかったスパイたちの暗躍。 日露戦争の裏側で行われていた驚くべき情報戦の全貌を明ら…

正論の賞味期限

しきちゃんへの伝言(8) こういった民衆(国民)の暴走は先の戦争だけに 限ったことではありません。 しきちゃんはそれを「天皇教」のせいとして、さらに 「天皇責任」として「天皇」「天皇(制)」に的を絞りますが、 それは間違ってはいないけれど、事象…

民という存在

しきちゃんへの伝言(7) 国をまとめていくのって難しい。 日本人は島国で単一民族(と考えられているから)ということもあって ピンときていないようですが、どこの国でも難しい。 日本人は水はタダで手に入るという考えがありますが、 それはとても恵まれ…

天皇という存在

しきちゃんへの伝言(6) ここでは、孝明天皇の暗殺はほぼ確定的な事実として認知されている。 と書いてきました。 以前、徳間書店の局長クラスの編集長に 孝明天皇暗殺説の是非を聞いてみたら、鼻を鳴らして「当然じゃん」 という答えが返ってきました。オ…

性急に奔ってはいけない。

しきちゃんへの伝言(5) 二.二六事件で殺害された政府(軍)要人に 教育総監の渡辺錠太郎がいます。 彼は皇道派ではない。良識派の高級軍人だった。そのあらわれが 天皇機関説を教育総監という立場で擁護する発言をしたことでも立証できる。 そして、それが…