あかんたれブルース

継続はチカラかな

#都市伝説

頑子の嘆き(2)

そんな頑子に友だちができました。 河童の三平です。 なんで河童が海にいるのか? 近頃は関東近県の河川が汚れて 河童も生きづらいのだそうです。 三平はビキニじゃ寒かろうと 頑子のためにワカメで作った服を プレゼントしましたが 頑子はダサイとか磯臭い…

キッチンが騒がしい

先週の土曜日、カミサンが酔っ払って帰ってきて 息子の部屋の電気がつけっぱなしなので 消しに起きました。 カミサンは布団でひっくり返っていたのですが キッチンの戸棚が全開になってて なぜかそこから「めんつゆ」が外に転がってた。 時計をみたら2時5…

封印できない贖罪

美咲とわたしのお話(8) 私は決して子供は作らないと、 若い頃に誓ったことがあります。 ひとつは人間として自信が持てなかった ということもあるでしょう。 二十代の頃はただがむしゃらで 漠然とした指針しか持ち得なかった。 同時に、 いつになれば大人と…

寄り添う美咲

美咲とわたしのお話(7) 昨日、私は野暮用があって乃木坂に行って来ました。 仕事の資料を探していたのですが、 手間取ってしまって帰りは夕暮れになっていた。 地下鉄千代田線で家路に着きます。 休日なので電車は空いていました。 入手した資料に目を通し…

美咲に会いたい

美咲とわたしのお話(6) あれから、美咲からの連絡はありません。 間違い電話もない。 それはそれでいいのですが… 日が経つにつれて、 気になって仕方がありません。 どうしたら、美咲とまた会えるのでしょう? ただ、待つしかないのか。 私は薬箱から飲み…

美咲の風の残り香

美咲とわたしのお話(5) 「今夜は寒いね」 不意をつかれてしまった。 美咲が私の背中に体をもたれかけてきて、 囁きます。 「でも、おとうさんの背中は温かいよ」 この言葉に、私は急に不安になってしまいます。 なんとなく彼女が 泣き出すんじゃないかとい…

美咲からの二度目の電話

美咲とわたしのお話(4) 昨夜、美咲からの 二度目の電話がありました。 なぜか受話器を取ったあとの沈黙で、 彼女だと確信しました。 前回、不用意にも 彼女の名前を口に出してしまったことを 私は後悔していたのです。 あの日は電話を切られてしまったので…

不思議な電話

美咲とわたしのお話(3) 毎晩ではありませんが、 それでも「イトウミサキ」への電話は続きました。 その都度、相手は違うようです。 私はちょっとした悪戯心から 「美咲は帰って来ていない。 君、娘に会ったら おとうさんは怒っていないから、 帰って来るよ…

間違い電話

美咲とわたしのお話(2) それから十数年経った その年、 新型インフルエンザの流行がちょっとしたパニックに なっていました。 それが他人事ですまされなくなったのは、 私自身が感染して三日ほど 寝込んでしまったからです。 あまりのつらさに重い腰をあげ…

不思議な犬の話

金曜日から旅を打ちます。 パソコンのない環境なのでしばらく 更新できないかもしれない。 美咲のことが気にかかる人もいるようなので わたしと美咲のことを今日と明日の二部にわけて アップしておきますから 留守の間それでカンベンしてね。 不思議な犬の話…

他人の空似について

外出先でよく呼び止められる 「イセヤさんですか」 いや、人違いです。と答えるが なかにはサインを求められて 往生するときも少なくない。 イセヤとは、伊勢谷友介のことだ。 世の中には三人似た人がいるというが 伊勢谷友介とわたしはそんな関係なんだろう…

シックスセンスについて

どうも最近の肉食系シスターズは 血の気が多すぎてあかん。 ま、理不尽で腹も立つこともあろうが そういうのは糞もつまって美容によくない。 ということで、今日は軽いネタで 眉間のシワをほぐそう。 となれば、ルイちゃんネタだ。 古い馴染みなら御承知のよ…

かっぱについて

昨日から今日にかけて 超ハードでタイトスカートな馬ちゃんです。 活性酸素が充満してるのでコキます。 こういうときはルイ隊長ネタで。 どうやらようやこうやら100キロの米も ハスキー犬安寿のおかげで見通しがつき ほっとひと安心だったのですが 油断も…

美咲の雫

美咲とわたしのお話(9) 勘定を済ませて外に出ると、 美咲がいない。 不意をつかれて、 焦って周囲を探します。 私は途方に暮れる。 「ば~あ、心配した?」 後ろから急に美咲が現れました。 私は安堵と同時に少し怒ってしまった。 「ストップ! おぼろ豆腐…

かおりくんのジャングル探検の巻

いやあ、びっくりした。 いま、かおりくんのところに行ったら 「エロスへの目覚め 」という記事が 今朝の7時52分にアップされてました(汗) >壇密にはまった そうです。 目指せ「美しいすぎる」もうすぐ五十歳。 ルイ隊長も昨日目指したようなので 遅れを…

家を建てるならあ♪

愛のメンタリズム(8) 家を建てる。 戸建て、マンションに関わらず 不動産購入は私たち庶民には 人生最大のイベントだ。 これを人生の最大の大目標と考える人は多い。 しかし、私たち自身もしくはその周囲で その途端に不幸に見舞われるものは多くないか? …

政令都市の歪み

日本は教育だけでなく 都市自治・運営も機能不全を起こしているようです。 現在、政令指定都市(人口50万)は全国に20市あります。 こういった市は都道府県に匹敵もしくは大きい。 たとえば横浜市の3,69万7,894人 たとえば川崎市の1,43万7,266人 たとえば相…

よし姉さん、弾はまだ残っとるがよ

よし姉、あれからのことが気になるか わたしが尾てい骨の窪みを爪でこちょこちょ掻かれて 股間にあてがわれた尿瓶にチビッタかどうか ちょっとでもチビれば37万円。 もっともお前にすればボーイズバーで 一晩バカ騒ぎをしたくらいの値段だろうが ルイちゃ…

ラブロマンスは突然に

微睡みのゲオルギウス(番外・よし姉さんのリクエストに応えて(2)) それから二人は谷中墓地の清掃作業員に叱られて 西光寺という浄土宗のお寺で説教されました。 女は、自分はパナップルアレルギーで 強要されただけと言い張った。 わたしは、わたしは貝…

ナースを愛する人

昨夜は長野のアホ代表寅屋と飲みました(汗) で、酒に酔った寅屋が泣いていた。 「馬さん、なんで看護婦じゃだめなんすかい」 「ダメじゃないけど差別なんだってね」 「看護士じゃあ色気もなにもありゃしねえ」 「まあ医療に色気は必要ないんじゃないかなあ…

私祈ってる人

昨年夏、震災後の薄暗い東京の街から わたしゃ大阪の赤いネオンに身をまかせ 萌えて身を焼く明石家のタコ焼き わたしはタコじゃない! しかし、頑張ろう日本だ絆だ節電だといっても 西の都は異国のようでした。 現在、この国では原発がまったく稼動してない…

執念の人

被害届とは別にお店の店長にも訳を話して なんとか解決してもらうようにかけあった。 それでも 腹の虫がおさまらない河馬子は友人と 道頓堀のナンパ橋(戎橋)を見下ろす喫茶店の窓から あの男が現れないかと見張っていたそうです。 男は飲食店オーナーとい…

昼下がりの情事クルー兄

後家殺し馬太郎です。 罪作りな奴です。 都内城北方面在住の方々なら覚えはお有でしょうか 坂本と名乗る御夫人に言い寄られています。 もうかれこれ五、六年になるでしょうか たいがい午後昼めし後から昼下がりに電話があります。 妻子持ちだっていっても聞…

少年よ、なぜ泣く?

餓鬼道三丁目(1) 昨日の夕方、四時半ごろです。 図書館に本を返しに行く途中 公園の遊歩道を歩いていると泣き声が聞こえた。 歩道の左側に敷かれた芝生のグランドの植え込みから 小学四、五年生ぐらいの男の子が泣きながら歩いてくる。 そりゃあもう派手な…

赤羽の異次元の旅人

爺ショック(またショック) 連載そうそううり坊からクレームがきた。 「爺ばっかりで、加齢臭漂うブログになってる~(><;)」 ということで、急遽婆の記事に差し替えます(汗) 先日、赤羽の駅前でバスを待っていると 腰の曲がった婆様が目に入った。釘…

一億円の仏壇の怪

昨日、都内某所で不思議なものをみました。 それは、 時価一億円をくだらないという豪華絢爛の仏壇。 「横井庄一の仏壇だそうですよ」 えええっ、横井庄一? グアム島から戦後22年して帰還した元日本兵の横井さん? わたしの頭に「?」が渦巻いた。 「ほら、…

べラとしっぽり濡れる大谷田交差点

妖怪人間、なかなか良い出来ですねえ。 Kちゃんと頷きながら観てました。 テーマ性があって深い。 わたしゃすっかりハマってしまいましたよ。 今回は特にべラが良かった。 あの町娘風のイナセナな江戸弁がグッとくる。 おじゃる丸の子鬼トリオ 赤鬼の「アカ…

むっしゅの宿題

河本大作は利用されたのであり、背後にはコミンテルンの謀略 張学良は父親殺しがばれないよう爆破実行犯を闇に葬っていた ♪ 加藤康男『謎解き 張作霖爆殺事件』(PHP新書) 宮崎正弘の国際ニュース・早読み(張作霖爆殺事件、やはり河本は真犯人ではなか…

ポピュリズムに背を向けて

しかし、パイプって高いんだね(汗)。 二、三万ぐらいするし、上をみたらきりがない。 一番安いのを探したらコーンパイプでこれでも七千円。 これじゃあ織田祐二に張り合えない。 マッカーサーじゃないんだからさ。 「お探しものですか?」 後ろから声をか…

風の吹く夜でもいつでも

ここがすずめのお宿か、じゃなくって時雨の実家。 表札には「並木」と楷書体で刻まれていた。 木戸をくぐって、古めかしい木造の二階建て 玄関で深呼吸すると 時雨が俺の手を振りほどいて先になかに入った。 「ただいまあ」 奥から出てきた母親が、俺をみて …