あかんたれブルース

継続はチカラかな

#俳優、女優

厄年1975年ぴんこな怨念譚

男は黙って醤油ラーメン・3 1975年の健さんは厄年だった。 この年公開の『神戸国際ギャング団』は ヒドイ出来だった。 さすがの馬ちゃんも新宿昭和館であんぐり 石橋蓮司が唯一印象に残ってるぐらい。 共演は菅原文太だった。 当時の東映のエースは文太 だけ…

醤油ラーメンとは和解したけど

男は黙って醤油ラーメン・2 わたしがあの映画館でなぜ動揺したか それはカツ丼と醤油ラーメンのボリューム だけではなく、味噌でもなく塩でもなく 敢て醤油であり、断然醤油だという 健さんの主張があったからだ。 健さんと同じ 九州出身の自分が上京して 大…

男は黙って醤油ラーメン

健さん追悼番組なんでしょう テレビ東京のお昼のロードショーで 『網走番外地』シリーズをやっていました。 昔新宿の昭和館で三本立てで観てたよなあ・・ 特にどうってことないB級作品なのですが 今日放映してた「南国の対決」なかなかいい。 任侠物ではスト…

追悼高倉健

高倉健死去 享年83歳。 意外なニュースで驚かされました。 『網走番外地』シリーズから東映任侠路線、 東映退社後も数々のヒット作に主演した 日本映画を代表する大物俳優だった。 私的には好き嫌いは別としても 石原裕次郎、三船敏郎、勝新太郎を押しのけて…

やさしく歌って

やさしく歌って 徒然なるままに ボーッとしてたら秋の夜長のイレブンPM で、退院してからここんと頭の身辺整理中。 思い出せないことも多い。 なにを忘れたのかがわからない。 そんななか メニューを読んで感動させた俳優がいた なんて逸話が頭の隅にこびり…

『17歳のカルテ』の腕枕

バイバイありがとうさようなら愛おしい人よ あんたちょっとイイ女だったよ その分ズルイ女だね シャ乱Qつんく♂の「ズルい女」でやんす。 これに照らし合わせれば、ズルい女=イイ女 という図式はさほど無理がない。 つまり家庭的とか良妻賢母型の女性が =イ…

『17歳のカルテ』の草枕

ルイちゃん一家の下足番 斬り込み日直当番の馬太郎一番でやんす。 先月から『17歳のカルテ』を早よ観んかい! とケツを叩かれていたのですが 昨日ようやくツタヤでゲットしやした。 これが噂に違わずの逸品でありまして これはちょっと気合を入れて記事にせ…

ありがとう寅さん

お昼前、なんか手持ち無沙汰で番組表みたら BSで『居酒屋兆治』をやっていた。 冷たい雨に濡れて泣くさよには 間に合わなかったけど 最後の30分、さよの寂しい死に際は看取りました。 さよ(大原麗子)はすすきのキャバレーで 「サリー」と名乗っていたんだ…

風化してしまったヒーロー像

結局昨夜はほとんど眠れなかった。 四人部屋で隣の爺さんのイビキがヒドイんだ。 ただのイビキじゃない。 呼吸困難になるみたいで突然ゲホピと破裂する。 シーンと静まり返った病室で油断も隙もない もうびっくりモードだよ(涙) で、それにくわえて向かい…

いい人だけど色気がない中井貴一

とほほほほ・・この間、胃カメラ飲んで 結果は異常なしだったそうで 喜んでいたら、だったら大腸検査だということで 今度はケツからごきげんようとなりました。 たぶん来週の火曜日か木曜日だなあ あ~あ55年間大切に守ってきたのに つ~たんごめん。 入院中…

さようならウォルター

外人の名前に対するイメージ たとえば、ボブっていうとボブって感じ つまり筋肉質でゴッツイ感じとか ピーターとかピートというと金髪の色白 ジャックというと黒髪、タートルネックとかね ウォルターというと初老の相棒という感じ ディズニーのグーフィーの…

鼻がものをいう

愛する技術という発想(61) テレビを着けたらマックインが映し出されていた。 マックインの出演作品は少ないので なんとなく、ははん『シンシナティーキッド』だな と目星をつけると鼻の大きな俳優が登場 往年の名脇役カール・マルデンだね。 この鼻がなん…

愛のザ・ガードマン

愛のぷかぶか(5) 宇津井健が亡くなりましたねえ。 我々世代ならザ・ガードマン ちょっと経って大映テレビの赤いシリーズ 最近だと渡る世間なんでしょうか? ベテラン俳優ではあるけれど 三国連太郎のような個性派、演技派名優 とはいえない。 なんたって善…

古今東西の普遍的な愛欲

I&U研究所(残酷な話-9 ロリコン) 三日四日目だったか オードリー祭のフィナーレなのか『いつも2人で』 をやっていたので、ちょっとだけチラ観 1967年の作品だから『ローマの休日』から ほぼ十四年・・・乙女も38歳 大人の女性です。 そのギャップはメイ…

カマキリに見習え

I&U研究所(残酷な話-9 お人好し) どんなに憧れても原田芳雄にはなれないのですが 竹中直人だったらなんとかならないか と、竹中直人は色気があるのか? ある。 『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』 (1993年の映画『ヌードの夜』の続編) の主人公・紅次…

男の色気の秘密とは

I&U研究所(残酷な話-9 男のお色気) 今朝の『ごちそうさん』は天神祭りの奇跡に ジーンときちゃいました。 人ごみに隠れて家族を見守る父=師匠 近藤正臣のやさしい面持ちがよかったわあ。 とってもよい枯れ具合で色気のある役者だ。 団鬼六を偲び 優し…

可愛いおばさんを求めて三千光年

I&U研究所(残酷な話-9 可愛い悪魔2) BSでヘップバーン祭なのか 本日は『昼下がりの情事』でありました。 オードリー・ヘップバーン初期三部作ですね。 今回のお相手はなんと アメリカの良心ゲーリー・クーパーを プレイボーイに仕立てて魅惑のワルツ …

可愛いだけじゃだめかしら

I&U研究所(残酷な話-9) テレビを着けたら ヘップバーンの『麗しのサブリナ』をやっていた。 何気に観てて・・・可愛い。 この可愛らしさが世界の恋人として 国境を越えた時代1954年かあ・・・ 『ローマの休日』が前年の1953年。 ジバンシーの衣装で決め…

哀愁Gmの湿った五線譜

1981年版の 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』 を観ました。 主演はジェシカ・ラングとジャック・ニコルソン この作品は1934年に発表された 同名小説の映画化で これまで合計四回映画化されている。 ストーリーは 愛人関係にある男と女が 共謀して女の夫を殺害…

痛い芝居とやさしい間抜けな元夫

メイと二人のマリリン(2) マリリン・モンローだけでなく ハリウッドやブロードウェーで名声を馳せた 俳優たちはその光が眩しいほどに 深い闇を背負っているものです。 女優であれば、ビビアン・リーもそうだったし モナコ王妃という玉の輿にのったグレース…

気になるおんな

で、映画『自虐の詩』どうだった? と幸子に問えば もうなんかイライラして何度もチャンネル替えたり テレビのスイッチを消したり でもネットで評価を検索すると絶賛してたりで もしかするとなんか凄い展開が・・・と 気になってまた着けたり、でも結局。 腹…

ゴジラと座頭一と赤い・・・

トリックスターさんが僕の記憶を揺らす。 小学校の頃は野球小僧だったのに ナイター中継が雨で中止になることを いつも祈っていた。 もし中止になると映画に切り替わる。 たいていが座頭一か うまくいけばゴジラ映画だった。 わたしはほとんどの座頭一シリー…

愛を知る人

優秀と有能(5) http://www.youtube.com/watch?v=CfAHws-6CMY 申し訳ないが、私は皇帝などなりたくない。 それは私のやりたいことではない。 誰に対しても支配や征服などしたくない。 ただ、できれば皆を助けたいのだ。 ユダヤ人にしろ、キリスト教徒にしろ…

気難しい人

優秀と有能(4) リメイク版『華麗なるギャッツビー』の 予告編でレオナルド・ディカプリオの 眉間のシワが気になった。 こんなシワあったっけ? 映画の演出でメイクでいれたのかな? 昨日CMでディカプリオを発見したので チェックしたら、それらしくある…

アップルコネクション

愛のメンタリズム(5) 去年の11月ぐらいかな BSで『フレンチコネクション』をやってた。 ついつい最後まで観ちゃったのですが そのなかで、 麻薬シンジケートのボス フェルナンド・レイが演じるヨーロピアン紳士が ポケットから果樹を取り出して ナイフで皮…

ハメットを演じたボギーの代役

大人の恋愛講座(6) さて、身代わりにされた ジェイソン・ロバーズは1977年に 『ジュリア』でアカデミー助演男優賞を受賞する。 共演はヘンリー・フォンダの娘ジェーン・フォンダ この作品でロバーズが演じたのは ハードボイルド作家のダシール・ハメット。…

ボギーとキッドの場合

大人の恋愛講座(5) 「スペンスの演技は最高だった。 彼がどう演じているのか、 その仕掛けはまるで見えなかったからね」 スペンサー・トレイシーをこう絶賛したのは 親友だったハンフリー・ボガード わたしたちは銀幕の裏側のスペンサーを知らないが ボギ…

倒錯の神社ロジャース

カラーに口紅(1) ねえ、お座りして許しを請うのよ 素直に白状しなさい。 あなたまた、浮気したわね くんくん匂いでわかるの 隠してもダメ。 あなたの瞳に残像が浮かんでいる バラ肉の臭い 白い丼 また牛丼屋でナンパしたわね。 悪い子にはおしおき おしな…

敵前逃亡する人

松坂慶子、大原麗子とくれば言わずと知れた浅丘ルリ子。 なぜ? と問われれば 男はつらいよの忘れな草から紅の花まで合計四作に ヒロイン・リリー松岡を通して演じたからだ。 そんな好みの顔じゃないけれど、リリーだったら わたしだって沖縄まで看病にいく…

練炭女の枕

昨日、前半の30分だけだけど ウィリアム・ホールデンの 『第十七捕虜収容所』を観ました。 中学か高校の頃に一度観ているのですが記憶はすっかり でも良い映画っていうのはオープニングから違う シマリがあるもんですよね。 ウィリアム・ホールデンの顔が…